詩集 長崎を最後にせんば―原爆被災の記憶 (改訂版)

個数:

詩集 長崎を最後にせんば―原爆被災の記憶 (改訂版)

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784903393339
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C1092

目次

お父さんのつば(唇)はまっ白になって
もう人間の形じゃなか
あん死体は忘れられん
天皇陛下が降参ていわっさんもんで(言われないから)
うらかみ ん いえに かえり たか…
製鋼所は鉄の墓場 人間消えとっ
兵隊の着物の袖みたいに皮が垂れさがって
髪のとれたとは被爆のあれじゃなかか
みんなふやけたごとなって 水ぶくれ
長崎全体が幽鬼の世界じゃもんで
おかあさん はやくきてよ
みずう みずう て
おなかの破裂すっと プスていう
顔は倍以上にふくれあがって まっ黒になって
化粧瓶もなんもみんな飴
走るかっこうで炭になって 立っとっとですよ
ピカッ 熱か 熱っ 熱っ 痛ってして
上から柿の実の落ちてくるごと(ように)
承前
結び

著者等紹介

中原澄子[ナカハラスミコ]
1929年佐賀県伊万里生まれ。1946年熊本県立本渡高等女学校、1950年京都女子専門学校(現・京都女子大学国文科)卒業。個人詩誌「地平」発行。福岡県詩人会会員。原爆文学研究会会員。日本詩人クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品