加賀の千代女五百句

加賀の千代女五百句

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  • サイズ B6判/ページ数 273,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903351193
  • NDC分類 911.33
  • Cコード C0092

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4fdo4

8
「とんぼつり けふはどこまで 行ったやら」 これは、トンボを捕まえて遊ぶ我が子を歌った、のどかな俳句ではない その幼き童子は既に亡くなっている。 夏の夕暮れに、トンボを捕りに出掛けて帰ってこないと、母親が思い込む事で寂しさを忘れようとしている句であるという その、縁側にでも座って遠くの夕焼けを寂しげに見る後ろ姿まで浮かび上がってくる。 初めてこの句の事を知った時の衝撃は大きかった。 解釈には諸説あるが、子を失った親の哀しみに時代も国境もない (この句は本著では触れません)2015/07/17

yukioninaite

0
清水には裏も表もなかりけり・・・たしかに。2016/08/14

chiuchiu

0
時代小説を読んではいるが、その時生きてた人の暮らしぶりを肌でわかる程の知識は私にはない。だが、句の端々から伺える季節の有様と、時を経ても人としての感情に共通するものが感じられるのは何とも得難いと思う。優しいがしっかりとした視点の句でした。2013/06/01

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