内容説明
グローバル・スタンダードなんて、いらない!?ビエンナーレや美術市場からは見えてこない来たるべき「アジア美術」を求める旅。「現代美術」が生まれる現場を訪ねて「近代美術」を掘り起こす。
目次
前人未到か、帰還不能か―第四回福岡トリエンナーレ
インドにおける「パブリック」なアートとは?
釜山と福岡の間には深くて暗い海がある?
カラチの人たち、がんばる!―国際舞台までの地道な努力
「自生」するパフォーマンス―第四回福岡トリエンナーレを終えて
光州市の美術家支援―太っ腹な「創作スタジオ」の理念
すっとなくなったものと、ずっとあるもの―変わる都市、続く歴史
政治の激動に揺れる・揺れないネパール美術
ネパール近代美術のパイオニア
眼差しの交差へ―植民地時代の東アジア美術研究〔ほか〕
著者等紹介
黒田雷児[クロダライジ]
1961年東京生まれ。1985年~福岡市美術館学芸員。1999年~福岡アジア美術館学芸員。第一~五回の福岡アジア美術トリエンナーレを共同企画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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