内容説明
総合科学としての考古学においては、考古資料(遺跡・遺構・遺物)に基づく知の蓄積「知学問」に加え、交流と見聞による「目学問」・「耳学問」が重要である―。韓国・中国を中心とする国際交流、九州国立博物館の誘致、大学博物館の運営、聖嶽洞窟遺跡事件、紙踏絵の研究など、著者独自の多彩で広範な“見聞考古学”の成果。
目次
国際交流の考古学
現地踏査は知識の泉
観世音寺の甍と鐘
九州国立博物館の誘致と開館
大学博物館の必要性
聖嶽洞窟遺跡事件の解明
キリシタン文化研究事始め
硬軟の考古学
著者等紹介
高倉洋彰[タカクラヒロアキ]
1943(昭和18)年5月11日、福岡県朝倉市に生まれる。筑紫丘高校、九州大学文学部卒業、九州大学大学院文学研究科博士課程修了。九州歴史資料館技術主査を経て、西南学院大学文学部教授。現在、国際文化学部教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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