内容説明
最澄・円珍はじめ多くの高僧が訪れ、日本との関わりも深い、中国淅江省の聖地・天台山の地誌―唐の道士である徐霊府の撰「天台山記」について、唯一伝存する国会図書館所蔵本によって全面的な校勘作業を行い、様々な角度から論じる。
目次
序説 中国の山岳地誌研究―「天台山記」をめぐって
第1部 研究篇(天台山の地理と歴史;「天台山記」の概要;「天台山記」の文献学的検討;「天台山記」の流伝;天台山をめぐる古文献逸文輯考―唐代までを中心に ほか)
第2部 本文篇(翻刻の部;校勘・訳注の部;口語訳の部)
著者等紹介
薄井俊二[ウスイシュンジ]
1957年、福岡県に生まれる。1981年、九州大学文学部を卒業。1986年、同大学院(博士後期課程・中国哲学史専攻)修了。九州大学文学部助手を経て、埼玉大学教育学部教授。専攻は中国思想史。中でも、秦漢時代の政治思想と古代から中世の地理思想を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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