内容説明
名誉毀損・侮辱・信用毀損・脅迫・さらし・ネットいじめ・児童ポルノ・ハラスメント・差別…ネットはなぜ人を不幸にするのか?
目次
第1章 ネット社会の現状
第2章 ネット上の人権侵害
第3章 ネット時代の法整備
第4章 ネットトラブルへの対処法
第5章 法的な手段
第6章 社会の取り組み
第7章 安全・安心のネット社会へ
著者等紹介
佐藤佳弘[サトウヨシヒロ]
東北大学を卒業後、富士通(株)に入社し、システムエンジニアとして全国オンラインシステムの設計と技術サポートに従事した。その後、東京都立高等学校教諭、(株)NTTデータを経て、現在は株式会社情報文化総合研究所代表取締役所長、武蔵野大学教授。ほかに、西東京市情報政策専門員、東村山市情報公開運営審議会会長、東久留米市個人情報保護審査会会長、京都府・市町村インターネットによる人権侵害対策研究会アドバイザー、東京都人権施策推進指針に関する有識者懇談会委員、NPO法人市民と電子自治体ネットワーク理事、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員。専門は社会情報学。1999年4月に学術博士(東京大学)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ザビ
16
普段は言動に出さないような内容も、ネットでは吐き出すように誹謗中傷してる事例をまとめている。普段の鬱憤を晴らすような気軽さと安直さ。普段からキチンとした社会性を守った言葉で意見を伝える訓練をしておけばいいのかも。名誉毀損はどこまでが無罪でどこからが有罪なのかを知りたかったんだけど、親告罪なので被害者が警察に訴え警察が受理したら有罪になるみたいだ。2024/09/04
Koichiro Minematsu
16
以前、参加した労働安全講習会で筆者の講演を聴いて、職場に置いていたいと取り寄せた本。ネットはなぜ人を不幸にするのか? 理由:現行の法整備では、被害者が報われないから。ネット人権侵害の対処としては早期発見、早期削除、謝罪、示談が現実的なベスト。また、ネットは無知が招くものなので、いつ、誰もが加害者・被害者になる。子供には学校、家庭においての教育も大事。就業規則の見直しに役立ちます。2018/11/09
ophiuchi
6
仕事で(ならないことを願うが)必要になるかもしれないので買っておくべきか。2016/05/01
じゃくお
1
様々な実例を用いて記述しているので、とても参考にしやすい。しかし、その一方で文章の軽薄さが気になるところです。それに文章の重複も多い。2022/08/06
あつだい
0
インターネット以外の人権侵害についても取り上げ、実例を多く紹介しネット社会と人権についてまとめられている。ただ堅苦しい本で、こういう感じの新書か図説本が出ればもっと読みやすいのになと思う。2016/04/09