内容説明
若い頃、ピラミッドが建つのを見たほど年をとった鰐は今やリュウマチに蝕まれ、もう魚もとれない。心の底から嫌気がさした時、鰐は自分のひ孫を食べてしまう。もう何千年も生きてきてとても尊敬されていた鰐だが、一族は彼の死刑を決めた。子孫たちが自分を尊敬しなくなったのにたえきれず、鰐はひとりナイルを去る…。
著者等紹介
山村浩二[ヤマムラコウジ]
1964年生まれ。アニメーション作家。’87年東京造形大学卒業。多彩な技法で短編アニメーションを制作。『頭山』(’02)が、アヌシー、ザブレブ、広島など6つのグランプリを受賞、オスカーにノミネートされる。代表作は、他に『カロとピヨブプト』『パクシ』など。その作品は世界中の映画祭で上映され、回顧プログラムも多数組まれている。国際アニメーションフィルム協会日本支部理事、日本アニメーション協会理事、Acme Filmworks契約監督、東京造形大学客員教授
ショヴォー,レオポルド[ショヴォー,レオポルド][Chauveau,L´eopold]
1870‐1940。フランス・リヨン生まれの作家。のちにパリに出て医者となり、アルジェリアでの農園経営、軍医などを経て第一次世界大戦後は創作活動に専念。多数の小説を発表する一方、塑像や絵画も制作。『年をとったワニの話』を含む「ショヴォー氏とルノー君のお話集」シリーズは自ら挿し絵も描き、独特なユーモアと機知に富んだ世界を築いている
出口裕弘[デグチユウコウ]
1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。作家・フランス文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
らぱん
KAZOO
チェアー
つな子