THE OLD CROCODILE―年をとった鰐

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 109p/高さ 13X20cm
  • 商品コード 9784903267357
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

内容説明

若い頃、ピラミッドが建つのを見たほど年をとった鰐は今やリュウマチに蝕まれ、もう魚もとれない。心の底から嫌気がさした時、鰐は自分のひ孫を食べてしまう。もう何千年も生きてきてとても尊敬されていた鰐だが、一族は彼の死刑を決めた。子孫たちが自分を尊敬しなくなったのにたえきれず、鰐はひとりナイルを去る…。

著者等紹介

山村浩二[ヤマムラコウジ]
1964年生まれ。アニメーション作家。’87年東京造形大学卒業。多彩な技法で短編アニメーションを制作。『頭山』(’02)が、アヌシー、ザブレブ、広島など6つのグランプリを受賞、オスカーにノミネートされる。代表作は、他に『カロとピヨブプト』『パクシ』など。その作品は世界中の映画祭で上映され、回顧プログラムも多数組まれている。国際アニメーションフィルム協会日本支部理事、日本アニメーション協会理事、Acme Filmworks契約監督、東京造形大学客員教授

ショヴォー,レオポルド[ショヴォー,レオポルド][Chauveau,L´eopold]
1870‐1940。フランス・リヨン生まれの作家。のちにパリに出て医者となり、アルジェリアでの農園経営、軍医などを経て第一次世界大戦後は創作活動に専念。多数の小説を発表する一方、塑像や絵画も制作。『年をとったワニの話』を含む「ショヴォー氏とルノー君のお話集」シリーズは自ら挿し絵も描き、独特なユーモアと機知に富んだ世界を築いている

出口裕弘[デグチユウコウ]
1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。作家・フランス文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

51
個人の内側にある世界と、良くも悪くも個人とは関係なく進む外側の世界とのズレ。関係ないはずの外側から、唯一内側へと食い込むものは、他人が与えてくれる優しさや愛情。その感情に戸惑ってみても、結局は欲望を満たすべく、最後まで利用し尽くすばかり。そして愛に報いずに生きたと悔い、ひと時咽んで見せるのだ。差し出されるものは余さず平らげてしまう本能。個人の内側になど無関心な世界。外側からも内側からも、その人自身のありようは、わかっているつもりなだけで、結局は最後まで誰にもわからない。2017/02/19

らぱん

44
これで5バージョンを読破した。これは大人用だ。知らずに読み始めて、絵の数が多く見たこともない絵があることに気が付き、原作の黒のみではなく要所要所に赤が使われてもいる。あとがきで著者アニメーション作家である山村浩二により、絵が描きなおされ描き足されているとわかった。文章も出口裕弘訳を基に山村が手を入れている。また山村によるアニメーション作品もあることも知り観たくもなった。さらに装幀は祖父江慎だった。このバージョンも好きになった。それにしても、この鰐は日本人に愛されているなぁ…というか、自分は愛している。2019/10/17

KAZOO

34
有名な文藝春秋版の山本夏彦訳を読んでいることもありますが、まるっきり違う印象を持ちました。こちらのほうが印象的には、原作に近いのではないでしょうか?絵本的なので子供用と考えてしまいますが、大人の人向きのような気がします。原作者の意図をあまり詮索することなくただ見たほうがいいのかもしれません。自由な考えで画の印象を感じ取りました。2014/12/24

チェアー

10
驚愕の1冊。なんとも自分勝手な鰐なんだけど、なんか感情移入してしまう。どこか自分に似てるってこともあるのか。最後のページを見たら、最初に戻って見返す率は100%近いとみた。いろんな解釈があるだろうけど、それぞれ正しく、違う。解釈しないというのが正解なのかなあ。2016/12/09

つな子

3
久々に読み返してほろほろ泣いた。原作もいいけど山村版もシンプルでいい。艶かしい蛸と浅はかだった鰐。こんな本をむかし買ってよかったなぁ。2017/06/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/142087

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。