内容説明
歴代4人もの米国大統領を支えた最強のスピーチライターが直伝。15年読み継がれる実践テキスト決定版!
目次
「クモ」が「ライオン」になる日
まずは「沈黙」
強烈な「第一声」
正しい「外見」
先に「結論」
思い切って「短く」
差がつく「引用」
信頼を勝ちとる「数字」
スパイスとしての「視覚資料」
本物の「ウィット」〔ほか〕
著者等紹介
ヒュームズ,ジェームズ[ヒュームズ,ジェームズ] [Humes,James C.]
歴代アメリカ大統領4人(アイゼンハワー、ニクソン、フォード、レーガン)のスピーチライターや、フォーチュン500社CEOのスピーチアドバイザーなどを務め、各界の錚々たるリーダーから絶大な信頼を得る。また、大学での講義のほか、長年にわたるチャーチル研究でも知られ、講演でも活躍
寺尾まち子[テラオマチコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
51
以前から興味あった一冊。蜘蛛型でなくライオン型の語りが現代のリーダーには重要とする歴代大統領や多数のCEOを支えるスピーチライターの著。所謂パワートークにパワーブリーフ等のテクニックを身に付けろという。内容は正直、英語ならではとかウイット等我々日本語にて話す者には分からない点もある。しかし、特に沈黙の活用や偉大なる人物の有用なセンテンスの活用は役に立つかな。かのトインビーはこう語ったという。チャーチルの演説が勝敗を決めたと。筆者は言う。詩の如く語れと。チャーチルは言う。ベートーベンの交響曲 運命の様にと。2019/05/05
くさてる
23
ビジネス書っぽい構成と文体ですが、名スピーチとそれにまつわる逸話がふんだんに紹介されています。エピソードがとにかく豊富で分かりやすい。そしてそのなかで自然にテクニックが紹介されているので読みやすかった。日本と外国ではスピーチの求められるものも違うと思いますが、読み物として面白かったです。2023/09/13
ペペロニ
11
歴代4人の大統領のスピーチライターだった著者がテクニックを細かく分けて載せてくれていて勉強になる。結局最後は我が道を行くのが良いというところに、人の心を動かす難しさを感じた。2018/06/12
ゆーや
6
2018年13冊目。歴代4人もの米国大統領のスピーチライターを務めた著者がまとめた、21のスピーチテクニック集。コンパクトな各章には、有名政治家たちのスピーチなど様々な引用が豊富に盛り込まれていて、具体例を参照しながらエッセンスを確認できる。よどみなくスムーズに話すことよりも、「沈黙」や「停止」が推奨される項目があるのが面白い。どんなテクニックを駆使するよりもまず、最終章で書かれているように、勇気を持って「大胆に」大きな絵を掲げる心持ちが大事だと思う。それを伝えるときに、21のテクニックが支えになるはず。2018/02/18
たろーたん
3
重要だと思ったのだけ。「まずは沈黙。静寂を作り上げること」「第一声は強烈に力強いメッセージで行うべきであり、礼儀正しい始まりは愚かしい始まりである。社交辞令からスタートしては迷走してしまう」「結論が定まるまで口を開いてはいけない。結論は一行で言えること。この演説を終えた時、聴衆に何をしてほしいのかを頭に入れる。結論を決めてから、ようやく草稿を考えるべきである」。最後に私の好きな言葉、チャーチル「目的のない話には軽蔑を隠し切れない」ほんまそれ。2021/03/22