ＵＳＰ（ユニーク・セリング・プロポジション）―売上に直結させる絶対不変の法則

ロッサー・リーブス【著】〈Ｒｅｅｖｅｓ，Ｒｏｓｓｅｒ〉/加藤 洋一【監訳】/近藤 隆文【訳】

海と月社（2012/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 213p／高さ 19cm
• 商品コード 9784903212364
• NDC分類 674
• Cコード C0034

目次

広告効果に関する、よくある間違い
引き寄せる広告、遠ざける広告
一億八〇〇〇万人の頭のなか
「おぼえてもらえる広告」の威力
買わせてこそ広告だ
“特別な強み”をもたらす真実の原則
広告の平均寿命は？
「数百万ドルの過ち」をくりかえすな
凸レンズが生み出す名キャンペーン
「記憶の箱」には限りがある〔ほか〕

著者等紹介

リーブス，ロッサー［リーブス，ロッサー］［Ｒｅｅｖｅｓ，Ｒｏｓｓｅｒ］
１９１０年ヴァージニア州ダンヴィル生まれ。ヴァージニア大学で学んだ後、リッチモンド・タイムズ・ディスパッチ紙の記者を経て、コピーライターとしてテッド・ベイツに入社。類い稀なる才能を発揮するとともに、ＵＳＰの法則を編み出して、同社を小さな広告会社から世界第四位の大代理店へと成長させる。その活躍で「広告の殿堂」入りも果たした。引退後も、さまざまな団体の役員、大学の理事、企業の社長や会長、共同経営者などを歴任。１９８４年没

加藤洋一［カトウヨウイチ］
１９７１年生まれ。株式会社ユニークセリング・プロポジション代表取締役。ロッサー・リーブスの提唱するＵＳＰを研究・応用した「ＵＳＰマーケティング」によって、数々の中小企業の業績を短期間で向上させることに成功、今も実績を重ねる。一般財団法人日本コンサルタント協会のパートナービジネスコンサルタント

近藤隆文［コンドウタカフミ］
翻訳家。１９６３年静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[乾周平＠OdeCode]

広告ってなんだっけと考えさせられる本だった。書かれたのはだいぶ前かもしれないが、その本質は今も変わっていない。

2016/01/17

[たばてー]

4.2

2016/07/01

[capeta]

USP（ユニーク・セリング・ポジション）＝独自な売りの提案を核心に据えて記述された一冊。50年も前からこの概念を提唱し世の中に警鐘を鳴らしていたことが驚くべき事実である。 広告に関してはびこっている諸説を、統計を元にしてひとつひとつ丁寧に原則化していく様は圧巻。 「広告」そのものや、「独創性」（広告人はこの幻想を追い求め続けている！！）の定義にも言及し、全体として得るものが非常に多かった。

2015/11/02

[Takashi Shibayama]

広告の目的は、競合をうち負かすことである。そのために、最大多数の人にUSPを届けることだ。このUSPとは、まさに「独自な売りの提案」と言うように、他社製品との差別化、優位性を説くことである。USPは３つの項目により定義される。 １．広告は全ての消費者に対し提案をしなければならない。「この製品を買えば、この便益が手に入ります」と。 ２．提案は、競争相手が示せないものでなくてはならない。すなわちブランド独自なものなのか、その分野の広告ではなされていない主張であること。 ３．その提案は製品に新規顧客を引き寄せら

2012/08/20

[diesuk]

USP＝ユニーク・セールス・プロポジションとは「独自な売りの提案」のこと。海と月社さんが得意とする広告業界の古典的バイブルを復刊したもの。広告の世界でよく言われている「広告費の半分は無駄になるとわかっている。問題は、それがどちらの半分かわからないことだ」このことに対して、「浸透度」と「購入への牽引率」という観点からリサーチをしたところ、広告業界の人たちが考え出す広告のほとんどが、実はお客さんの元に届いていないという結果になっているのがおもしろい。結局のところ広告ってシンプルなものが一番なのかもしれない。

2012/07/19