内容説明
商品、組織、企業文化…すべてを「デザイン」して、「絶え間ない、イノベーション」を実現せよ。―企業革新実現のための一冊。
目次
イントロダクション(「厄介な問題」の時代に;「効率優先」は過去のもの ほか)
1 デザインの力(「ポスターとトースター」を超えて;デザイン思考の4つの特徴 ほか)
2 美学の復活(よい経営は美しい;自然の美と機能 ほか)
3 変化を生むレバー(胸が高なるビジョンを掲げる;豊かなストーリーを語る ほか)
著者等紹介
ニューマイヤー,マーティ[ニューマイヤー,マーティ][Neumeier,Marty]
1990年代半ばまでに、数百におよぶブランドアイコンや小売りパッケージ、コミュニケーションツールを開発。1996年、デザイン思考をテーマとする「CRITIQUE(クリティーク)」誌を創刊、これを契機に、経営コンサルティング会社ニュートロンを創設する。2009年、ニュートロンは、イノベーション、ブランド構築、組織変革などを促進・開発する“リキッド・エージェンシー”と合併。現在は同社のトランスフォーメーション・ディレクターを務める
近藤隆文[コンドウタカフミ]
翻訳家。1963年静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きよ
1
「デザインする」という言葉に最近、魅かれまくってた時に教えてもらった本です。この本ではデザインって外見をいじることだけでなく、組織とかプロセスとかブランドなどにも当てはめてます。それを踏まえて、イノベーションはデザイン思考から生まれるんだと、だから創意の土台の上に組織を作るために、共感的で、直感的で、想像力に富み、理想主義者としてのデザイナーであれと著者は言ってます。足りないものも無駄なものがない、自然が創り出したような美しいものを、全てのデザインは目指すべきなんだなと、夜中に考えっちゃったりしてます。2012/05/05
Takeru Shimo
0
<要約> ◯私たちはひとつの経営モデルに習熟してきたが、そのモデルはどんどん見当違いになってきている。 ◯新しい経営モデルによって、勝ち負けにこだわる組み立てラインを、誰もが勝利者となるネットワークに変えなくてはならない。 ◯シックス・シグマを王座から追放する経営革新とは、デザイン思考だ。それはあなたの会社のマーケティング部門に行きわたり、研究開発部門に浸透し、プロセスを変革して、文化を活性化する。 ◯もしイノベートしたいなら、着手すべきはデザインだ。 <感想> デザインについてのそもそも論が載っていた。2016/01/21
もりひろ
0
デザインを単に目に見える形ではなく、もっと広い意味での『変化を起こす力』と定義付けした。今の姿をあるべき姿に変えるという意味でデザインという概念でとらえ、これからの企業の理想像=デザインフルカンパニー2013/05/14
ms
0
一般的に「デザイン」の定義が凄く狭義的に捉えられているような気がするな、と思っていた中、この本を読んで頷くことばかりだった。デザインというと"形態"に対する言葉のように思われがちだけれど、本当は"設計"のことで、そうするとかなり色々な意味を包括してくる(都市設計、人生設計、職務設計とか)。「現在の状態を改善された状態に変えようとする者は誰でもデザイナーだ。」という言葉に目からウロコだった。デザインからイノベーションは生まれる。私はデザイナーでいられるのか…(そもそもデザイナーなのか?)2012/12/07
Lifestyler
0
IDEOのトム・ケリー推薦♪ 父親の本棚で発見☆ ジャケットのデザインの良さの時点で手に取るでしょ☆(^^)2012/06/05
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- 和書
- 炎症・再生 〈27-1〉