内容説明
トルネードは繰り返し出現する。あなたにも必ず、巡ってくる。だが、マーケットのダイナミズムを理解していなければ、絶好のチャンスを活かすことはできない。『キャズム』と対をなす、ハイテク・マーケティングのバイブル。
目次
第1部 市場を知りつくして、「超成長」を遂げるとき(トルネードとは何か;キャズム―飛翔の前の試練を越える;ボウリング・レーン―「ニッチ」で連鎖反応を;トルネード―ひたすら売って勝利せよ;メイン・ストリート―「勝者の壁」を攻略する;自分の立ち位置を正確につかむために)
第2部 最強の戦略を練り上げ、夢を現実にする(戦略的パートナーシップの意義と問題点;優位に立つための必須条件;間違いだらけのポジショニング;実行のための社内体制強化法)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てってけてー
10
アーリーマジョリティ市場=実利主義者の話。急成長を遂げる現象。キャズムの後は以下のサイクル 1ボウリングレーン=特定のニッチを狙う時期、顧客中心でニッチを次々狙う。 2トルネード=一般客が新パラダイムをインフラとして採用。大衆向けの一般的な戦略を進め標準インフラ普及。顧客は無視、流通チャネルをできるだけ拡大 3メインストリート=普及し終える。再び顧客中心でインフラに付加価値をつける、付属のニッチ市場を開拓する必要プラスワン戦略。 売り手は自分たちのマーケットがライフサイクルのどこかを認識することが必須。2024/04/01
vinlandmbit
7
「キャズム」「ライフサイクルイノベーション」の著者による一冊。キャズムの次にくる"ボーリングレーン""トルネード""メインストリート"が本作のテーマ。キャズム/ライフサイクルイノベーションに続き、ハイテク系技術企業の趨勢理解に役立つ一冊。著者の作品で未読の「エスケープベロシティ」も引き続き読みたい。2014/06/22
Kentaro
6
アーリー・マジョリティー(実利主義者)は、新たなパラダイムへシフトすべきかどうか検討を迫られたとき、彼らは、まず、仲間たちに助けを求める。必要なら、企業や業界の枠を越えて、一致団結する。実利主義者たちは動物の群れのように、無視すべきか、それとも大移動を開始すべきか、お互いの気配をうかがう。いざパラダイム・シフトが近づいてくると、実利主義者の群れは不安を和らげるべく、時機が来たら、みんなでいっしょに移動、みんなで同じ業者を選択、一旦、移行をはじめたら、できるだけ早く完了しよう。こうしてトルネードが発生する。2018/10/29
ぴ
4
成長率の高い市場でのアーリーマジョリティ・レイトマジョリティの攻略方法を解説した位置づけの本です。ジェフリー・ムーアの提唱するテクノロジー・ライフサイクル全部を対象にしていないという点で面白いです。 10年前なので、クラウド以前の市場感になりますが、ITにおいてBtoB向けのサービスを展開している方にとっては、現代でも利用できる内容だと思います。2021/08/27
mkt
1
テクノロジーライフサイクル①初期市場②キャズム③ボウリングレーン④トルネード⑤メインストリート⑥終焉/トルネード:メインストリート市場が開花する時期/ボウリングレーンはニッチ戦略から拡大/トルネードマーケティング①競合他社を容赦なく攻撃する②流通チャネルを出来るだけ早く拡大する③顧客は無視する/初期市場でセグメンテーションは厳禁。まずはビジョナリーの先導にひたすら従う/競争優位にたつ条件①製品リーダーシップ②オペレーションエクセレンス③カスタマーインティマシー/ 20210617読了 334P 44分2021/06/17
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