内容説明
夜間中学は社会の矛盾を写し出す鏡。埼玉に公立夜間中学を!の声をあげてすでに30年。今も、生きるために学ぶ人たちが教室のドアを開ける。国籍や年齢、性別を超えた学舎の風景と、設立の展望を模索する実践活動の書。
目次
第1章 埼玉の三十年と今後の展望
第2章 川口自主夜間中学の歩み(教室が抱える課題と向き合いながら;ある女性スタッフの日々;埼玉の夜間中学との出会い ほか)
第3章 学舎の窓に映る人生模様―文集『胎動』より(私のおいたち;夢の夜間中学に入学できて;舞題 ほか)
第4章 私と夜間中学(九十歳の生徒 阿部次子さんの近況;「字を習いたい」無言の叫び―ふみ子さん(仮名)との出会い
日本語を必要とする子どもたち ほか)