感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
174
感動したり悲しんだり、気味が悪かったり怖かったり。親がなかなか買ってくれないジャンルの本がなぜか読みたくて、急いで家に帰って物語に浸りたい、眠りに落ちるまで。そんな純粋な頃の懐かしさを思い出す本。著者はサブカル研究家の初見健一さん。宇宙人、超能力などのオカルト本が多めだが、選書が個性的で楽しい。数年前から読書をはじめた私には、残念ながら思い出深い本というものがない。その美しき体験を得るために今、本を積み上げているのかもしれない。数十年後には、内容は忘れたけど表紙を懐かしむときが来るのだろうか。待ち遠しい。2023/10/31
鷺@みんさー
43
1970年代に「小学生男子」だった人が一番この本を楽しめるかと。この時代の子どもの本の特徴といえば、「オカルト」と「戦争しちゃいけないお説教」で、著者は前者は大好物、後者はうんざりといった感じ。懐かしい本たくさん出てくるけど、決して「ブックガイド」ではなく、著者の思い入れを語る本なので、読んでいないといまいち、どんな本なのかわからない。2018/07/30
gtn
26
著者が紹介する小学館の「なぜなに学習図鑑シリーズ」が強烈に懐かしい。小学校の図書室で、「なぜなにびっくり世界一」や「なぜなにロボットと未来のくらし」を、それこそ舐めるように読んだ。「帰ってきたウルトラマン」の読替え、「新マン」という言葉も、このシリーズで学んだはず。著者の略歴を見ると、案の定同世代だった。2021/08/17
バニラ風味
22
今でも読める、思い出の児童書ガイドということで、この表紙を見て、読んだ読んだ!と思ったのだけれど。ほぼ同年代の著者の、好みでしょうねぇ。オカルト系が多いのに苦笑。確かにあのころ、そんな本が流行ったなあ。小さいモモちゃん、いやいやえん、おばけちゃんなど懐かしく思い出しました。色々な本の内容ではなくて、それを読んだ時のエピソードも多く、昭和のその頃は、そんなだったと思わず、うなづいてしまいました。2020/01/03
のり
18
懐かしい!という本も はじめて見た本もあるけど、真面目な本紹介でもないところも読みやすい。ノストラダムスの大予言とかあったなー、とか楽しんで読めた。2017/11/01