内容説明
この本は、女性の妊娠経験について書かれています。そして、胎児の状態(とくに障害や特別の病気)を調べる出生前検査の経験についても書かれています。出生前検査を受けるか受けないかや、胎児になんらかの「異常」が見つかったらどうするかを人に相談したり、その体験を話したりすることは、とても難しいことです。この本は、375人の女性にアンケートした結果と、26人の女性にインタビューした結果をもとに、いまの日本で妊娠するとはどんな経験なのかを丁寧に描いています。
目次
第1部 アンケート編(妊娠の経験;超音波検査の経験;母体血清マーカー検査の経験 ほか)
第2部 インタビュー編(何を知りたいか;インタビュー調査協力者のプロフィール;妊娠年齢と出生前検査 ほか)
第3部 調査からわかったこと(調査結果から何が見えるのか;妊娠経験と医療;出生前検査を受けるか受けないかの決定要因 ほか)
著者等紹介
柘植あづみ[ツゲアズミ]
1960年生。明治学院大学社会学部社会学科教授。専門は医療人類学。博士(学術)
菅野摂子[スガノセツコ]
1963年生。千葉商科大学、東京家政大学ほか非常勤講師。専門は社会学。博士(社会学)
石黒眞里[イシグロマリ]
1959年生。明治学院大学社会学部社会学科社会調査実習室助手。専門社会調査士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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