内容説明
魔術師のオズヴァルトと契約結婚した記憶喪失の悪虐聖女シャーロット。近頃の彼女にはある悩みが。それはオズヴァルトさまの態度が甘すぎて受け止めきれないこと…!そんな中、婚姻の祝福魔法を授かるために訪れた聖都で、シャーロットの『夫』と名乗る謎の青年が現れて―。「あんなに愛していたのに、そのことまで忘れてしまったのですか?」「君が俺の妻であることに、誰にも文句は言わせない」まさかのシャーロットをめぐる争いがスタート!?旦那さま最推しの悪虐聖女と不器用な天才魔術師のハイテンション・ラブコメディ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
12
婚姻の祝福魔法を授かるために聖都を訪れたオズヴァルトとシャーロット。そんな彼女の前に夫を名乗る謎の青年が現われて…という本巻。封印された過去の記憶が引き寄せた事件はオズヴァルトの溺愛と愛の力が解決へと導いたといえる。彼の変貌に対して、シャーロットの困惑が激しいだけでなく、ハイテンションぶりがなかなか高カロリーだった(笑)。シャーロットを巡る王族間の駆け引きといい、前途多難が予想されるのだが、事件を乗り越え、名実ともに夫婦となった二人はどんな歩みを続けるのか。記憶は戻るのだろうか。ぜひ続きが読みたい。2023/12/26
すがはら
10
オズヴァルトが偉大。シャーロットがうるさ過ぎて話が進まなくて嫌になってきたと思ってたけど、辛抱強く会話を成立させる姿に感動しました。そして、シャーロットが実は聡明な出来る人なのだと語り聞かせてくれました。確かに、自分一人で突っ走らずにキチンと情報共有を選んだシャーロットは聡明な娘。揺るぎなく信頼し合う2人は良いカップル。奇跡の取り合わせです。王様よくやった。団員の皆様、微笑ましく見守ってくれそう。お幸せに。2023/12/23
まぁ
7
ひたすらいちゃいちゃしている続編でした。旦那さまの塩要素は消滅してますが、奥さまの推しに対しての限界ぶりは変わらずで、背景はともかく平和な世界。2024/02/13