内容説明
一次資料を駆使してドイツ世襲財産制の歴史的内実を明らかにした著者年来の実証成果の本書は、農業史と金融史が交錯・重畳する新しい研究分野の開拓を展望した意欲作である。
目次
緒論 ドイツ世襲財産論の意義
第1篇 プロイセン世襲財産問題の諸相(プロイセン世襲財産法案(1903年)の内容とその意義
東プロイセン農村社会と世襲財産
ワイマル期ドイツにおける大土地所有者の苦闘
1920~30年代のドイツにおける債務問題の実体と帰趨)
第2篇 世襲財産の廃止(ワイマル期ドイツの世襲財産と森林問題;ドイツ世襲財産廃止の特殊事例;ドイツ諸邦における世襲財産の廃止;総括と展望)
著者等紹介
加藤房雄[カトウフサオ]
1948年東京都に生まれる。現在、広島大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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