内容説明
全米製パン競技大会(ジェイムズ・ビアード財団主催)で優勝したパン職人であり、多くの著作もある著者が、修業中のパン職人にも、家庭で本物志向のパン作りを楽しみたい人にも役立つようにと書いた、定番ガイド。パン作りの各工程に関する基本的/科学的な解説から、チャバッタ等のおなじみのパンをプロ並みの高いレベルで仕上げる方法、そして著者がリオネル・ポワラーヌ、フィリップ・ゴスランらの世界的に著名なパン職人との交流を通じて習得・アレンジしたスペシャル・レシピも収録。
目次
1 人はなぜ、パンに魅せられるのか
2 パンを理解するためのレッスン(パン作りの前提条件とその論理的根拠;パン作りの12の工程 穀物の風味を最大限に引き出すために)
3 レシピ(発酵種;アナダマ・ブレッド;アルトス:ギリシャの祝祭パン;ベーグル;ブリオッシュとブリオッシュの親戚たち ほか)
著者等紹介
ラインハート,ピーター[ラインハート,ピーター] [Reinhart,Peter]
製パン指導者として広く知られる、パン職人・講師・作家。現在、米国ノースカロライナ州にあるジョンソン&ウェールズ大学シャーロット校でフルタイムのベイキング講師として教壇に立つ。並行して作家としての活動も行っている。1991年、自身の店「ブラザー・ジュニパーズ・ベーカリー」の名を冠した著書“Brother Juniper’s Bread Book”を上梓。1994~95年にかけて行われた全米製パン競技大会では、クレイグ・ポンスフォード(パンの世界選手権“クープ・デュ・モンド”1996年度バゲット及びパン・スペシオ部門優勝者)等の強豪に競り勝って優勝。翌96年にパリに行き、リオネル・ポワラーヌ、ベルナール・ガナショー、フィリップ・ゴスランら、フランスの著名パン職人と交流。この頃、自身の店を閉め、活動の比重を講師・作家活動へと移す1998年刊の著書“Crust and Crumb”で「料理界のアカデミー賞」と呼ばれるジェイムズ・ビアード賞を受賞。2001年刊の“The Bread Baker’s Apprentice”で、ジェイムズ・ビアード賞、国際料理専門家協会(IACP)クックブック・オブ・ザ・イヤー賞受賞。2007年刊の“Whole Grain Breads”で3度目のジェイムズ・ビアード賞を受賞。ノースカロライナ州に在住
竹谷光司[タケヤコウジ]
1948年北海道生まれ。北海道大学を卒業後、山崎製パン入社。ハリー・フロインドリーブ氏の紹介で3年間旧西ドイツ(現ドイツ)でパンの研修を受ける。1974年に帰国し日清製粉に入社。日本パン技術研究所(JIB)、アメリカパン技術研究所(AIB)を経て1986年、日本の若手リテイルベーカリー有志とベーカリーフォーラムを立ち上げ、今日のベーカリー発展の礎を築く。その後ミックス粉、小麦、小麦粉、製粉、食品の基礎研究に携わり2007年、製粉協会・製粉研究所へ出向、全国の育種家の知己を得る。2010年、千葉県佐倉市に「美味しいパンの研究工房・つむぎ」開店
ハーパー保子[ハーパーヤスコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- はれときどきアハハ