内容説明
温暖化、オゾン層、核戦略。彼らの嘘が世界を動かす。40年間にわたって全人類的課題についてニセ情報を流し、対策を遅らせてきた科学者たちの暗躍を描く、衝撃の書。
目次
第5章 「悪い科学」とは?誰が決めるのか?―二次喫煙をめぐる戦い(二次喫煙の歴史;悪い知らせをもたらすものへの非難―EPAに対する業界の攻撃;自由企業体制を守るためのタバコをめぐる戦い)
第6章 地球温暖化の否定(一九七九年―気候にとっての転換の年;組織的な遅延―金米科学アカデミー(NAS)による第二、第三の評価
「温室効果」に「ホワイトハウス効果」で対応
原因は太陽に
ロジャー・レヴェルへの攻撃
さらに積み重ねられた否定)
第7章 否定ふたたび―レイチェル・カーソンへの修正主義者の攻撃(『沈黙の春』と大統領科学諮問委員会;政治的戦略としての否定;オーウェル的な問題)
結論 自由な言論と自由な市場(科学のポチョムキン村;言論の自由と自由市場;市場原理主義と冷戦の遺産;テクノロジーはわれわれを救えないのか?;テクノフィデイズム;なぜ科学者たちは抵抗しなかったのか?)
エピローグ 科学の新しい見方
著者等紹介
オレスケス,ナオミ[オレスケス,ナオミ][Oreskes,Naomi]
カリフォルニア大学サンディエゴ校教授。専門は科学史。『サイエンス』誌に掲載された“Beyond the Ivory Tower”(象牙の塔を超えて)は、地球温暖化否定論に対する戦いの里程標となった
コンウェイ,エリック・M.[コンウェイ,エリックM.][Conway,Erik M.]
NASAジェット推進研究所(JPL)の研究員
福岡洋一[フクオカヨウイチ]
1955年生まれ。大阪大学文学部卒(英語学)。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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