マウス・アンド・マジック―アメリカアニメーション全史〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 430p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784903063430
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

内容説明

映画史の空白を埋める、画期的著作。サイレント時代から現代に至るまでのアメリカ・アニメ史を、知られざるエピソードを交えて活き活きと、余すところなく描く。一次調査に基づく、映画・アニメファン必読の1冊。図版270点収録。総索引/邦訳版独自の解説・資料付。

目次

7 ワーナー・ブラザーズ
8 MGM
9 ウォルター・ランツ
10 ヴァン・ビューレン・スタジオ
11 コロムビア―チャールズ・ミンツとスクリーン・ジェムズ
12 UPA
13 その後の物語

著者等紹介

マルティン,レナード[マルティン,レナード][Maltin,Leonard]
1951年ニューヨーク生まれ。映画史研究、映画評論家。10代より執筆活動を開始し、編著のLeonard Maltin’s Movie and Video Guide(Signet/Plume)は映画ガイド本の定番として、1988年以来毎年刊行されている。1982年よりCBSの情報番組「Entertainment Tonight」に出演し、アニメーション関連の番組やDVDの出演・解説・構成も多数手がけている。なお、ジョー・ダンテ監督の『グレムリン2―新種誕生―』(1990)では本人役で出演、『サウスパーク』第12話「メカ・ストライサンドの大迷惑」ではウルトラマンに変身した

権藤俊司[ゴンドウシュンジ]
東京大学文学部卒。東京工芸大学アニメーション学科准教授。戦前ヨーロッパの実験アニメーションを中心とした欧米アニメーション史を研究

出口丈人[デグチタケヒト]
早稲田大学文学研究科後期課程(演劇専攻映画学)修了。映画評論家。東京芸術大学映画研究科教授。日本アニメーション学会会員

清水知子[シミズトモコ]
筑波大学大学院人文社会科学研究科専任講師

須川亜紀子[スガワアキコ]
シカゴ大学大学院人文学系映画メディア研究科修士課程修了。英国ウォーリック大学大学院映画テレビ学部博士課程在籍中。関西外国語大学外国語学部専任講師。専攻=メディアとジェンダー・コミュニケーション学、文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

2
下巻は、ディズニーとは異なる作風で独自のアニメ世界を作った制作者達を中心に、1980年代までの流れを概観。バックス・バニーを擁したワーナーやトムとジェリーのMGM、ウッドペッカーのウォルター・ランツなど、アメリカ・アニメの多士済々の軌跡が読み応えたっぷり。しかし、戦後になるとコストがかかる割に収益が少ない劇場用短編アニメは配給元からコスト削減を要求され、衰退していく。そんな中、極端に省略したグラフィカルなアニメで一時代を築いたUPAやポール・テリーの元から現れた異才ラルフ・バクシ等の存在が光る。2024/03/23

わとそん

0
おもしろい2010/07/19

暇潰し

0
アメリカカートゥーンの歴史を考察する下巻。ここでは主に「ルーニーテューンズ」と「トムとジェリー」やウッドペッカーなど、そしてその後のカートゥーンの行方について語られている。実際のアニメを見ながらこの本を読むと、時代の流れによって作品が変化してきたことを実感することができる(ロードランナーの作品がその面白さの条件を無視された後期、製作が変わったことによってデザインを大きく変えてしまったトムなど) 間違いなく、これを読み終わる頃にはカートゥーン作品を見たくなる一冊。2018/08/07

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