出版社内容情報
マシュリカは、ちょっと不思議な力を秘めたリボン。乱暴に吹くことしかできない風、おくびょう者のウサギ、飛べなくなった鳥……そんな彼らにマシュリカがかけたのは、魔法? それとも? つぎつぎと手わたされていく、小さな奇跡の物語。
【『マシュリカの旅』著者紹介】
リブシェ・パレチコヴァー [パレチコヴァー,リブシェ][Paleckova,Libuse]
チェコの作家。1937年プラハ生まれ。芸術大学卒業後、演劇の演出やシナリオ執筆等に携わり、絵本では夫である画家のパレチェク氏とともに詩情あふれる作品を送り出してきた。おもな作品に『ちいさなよるのおんがくかい』『ねずみのレオポルド』『かばのティリーネック』(いずれもパレチェク氏との共作)などがある。
ヨゼフ・パレチェク [パレチェク,ヨゼフ][Palecek,Josef]
チェコの画家。1932年イフラバ生まれ。絵画制作のほか、多数の絵本・児童書の挿絵、そしてアニメーションも手がけてきた。これまでに二十数ヵ国で絵本が出版され、豊かな色彩とあたたかみのある作風で多くの人を魅了しつづけている。おもな作品に『イグナツとちょうちょう』『みにくいあひるの子』『おやゆびひめ』などがある。