内容説明
義仲、信玄、謙信、信長、そして真田家の男たち。信州ゆかりのもののふ50人!その壮絶な生きざまをたどる!
目次
第1章 もののふ登場(坂上田村麻呂―八面大王と雌雄を決した征夷大将軍;平将門―信濃国分寺一帯で貞盛軍と激戦 ほか)
第2章 激闘!川中島合戦(小笠原長時―信玄と塩尻峠で戦うも最後まで屈せず;村上義清―信玄に二度大勝した葛尾城主 ほか)
第3章 天下統一への戦い(木曽義昌―鳥居峠で武田軍を破った木曽領主;仁科盛信―高遠城の攻防、武田武者の死に花桜 ほか)
第4章 徳川の時代(福島正則―安芸・広島から上高井に配流された猛将;花井吉成―裾花川を瀬替えし、善光寺平を肥沃の地に ほか)
第5章 幕末の動乱期(武田耕雲斎―和田峠合戦、水戸天狗党を率いる;佐久間象山―育てた維新の志士は雲霞のごとし ほか)
著者等紹介
山崎泰[ヤマザキトオル]
1946年長野県生まれ。松本深志高校卒。國學院大學大學院修士課程修了。株式会社学研勤務を経て松本第一高等学校教員。元松本第一高等学校校長。信濃史学会会員。1996年「木曽義仲レクイエム紀行」でコスモス文学新人賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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びぜんや
2
地域紙に連載されていて、楽しみにしていたコラムがまとまったと聞いて購入。源頼朝や織田信長といったビッグネーム、真田信繁や佐久間象山といった郷土の英雄、そして依田信蕃、花井吉成といった無名の武将まで、時にドラマ仕立てに、時に歴史への考察を交え、リズミカルに描かれていて引き込まれます。「高綱中学校って佐々木高綱が由来だったのか」とか「木曽義高って松本の生まれだったのか」とか、歴史と現代の地理をクロスさせた知識が得られ、歴史が身近に感じられるのもうれしいポイント。これは強くオススメしたい好著で5つ星。★★★★★2017/06/04
ぱぐびぃ
1
戦国時代の信州は小笠原、村上、諏訪、海野など各地に国人が分散して集合離散を繰り返しながら領地を争っていたが、周囲の国々には武田、上杉、北条と大勢力の大名たちの草刈り場と化していた。そんななかで信州に所縁のある、これまであまり語られることがなかった国人、領主たちの興味深いエピソードをまとめて読むことが出来た。2017/07/01
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- 和書
- 近世の漁村と海産物流通