内容説明
「今度こそ負けるかもしれない」私はそんな不安を「張ったり」という虚勢で覆い隠そうとはしなかった。20年間無敗伝説の雀鬼が極めた自信の本質。
目次
第1章 「自信」とは何か―自信と不安のはざまでどう生きるか(私には“自信”がない;「自信」でなく、「大丈夫」があればいい ほか)
第2章 自然体が「本当の自信」を生む(自然体とは何か?;自分を信じるにはまずは自然な動きから ほか)
第3章 シンプル思考が己への信頼を導く(ものごとをシンプルに考えられるようにするには?;ダメな会社を自分の力でよくしてみよう ほか)
第4章 「自信」の落とし穴(自分を信じ過ぎると“本質”が見えなくなる;努力を信じ過ぎるな ほか)
第5章 「本当の自信」を生み出す習慣(“今”を生きれば見えなかったものが見えてくる;生きる強さは“生活感”によって育まれる ほか)
著者等紹介
桜井章一[サクライショウイチ]
東京・下北沢に生まれる。大学時代に麻雀と出会い、のめり込む。昭和30年代後半、麻雀の「裏プロ」として頭角を現す。以来20年間引退するまで無敗、「雀鬼」の異名をとり畏怖された。現役引退後は著者をモデルとした小説、劇画などで広く世に知られていく。麻雀を通した人間形成を目的とした「雀鬼流麻雀道場牌の音」を主宰し、若者たちの指導に当たる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harhy
6
本当の自信か。シンプルな文章なのに、体験から重みを感じさせられる。自分にしても、他者にしても信じ過ぎると、本質が見えなくなってしまう。勝負にしろ、損得にしろ、地位など諸々とらわれない平常心、自然体の在り方、満足感ではなく納得感を追え、身軽な状態で今という“瞬”を生きるなどなかなか参考になるなあ。2024/06/01
九段下古本巡り
5
あえてカッコよく負ける姿勢。過程主義に生きるヒントがある気がする。結果だけを追い求めるとどうしても視野が狭くなり、固くなる。瞬時に対応もできない。すぐ済ませる感覚は心が澄む状態につながり自信に直結しそうだ。不安定な世の中を最善の道を探すには、不安定が当たり前での覚悟が必要。軸をもってシンプル🟰本質に触れる感覚を持つようにすると後手に回る事も少なくなりそう。是非本能を開き自分に向き合いコントロールし逆境でも対応できるように日々準備したい。不安から逃げない、むしろ飛び込む感覚をとる事で不安が不安でなくなる2024/04/07
佐藤光弘
2
「野球だけではいけない。世の中がどうなっているのか考えるようにしている」(筒香嘉智) 彼が愛読する「雀鬼」の近著。 これまで敬遠してきた分野。それこそが偏見だった。 驚くのは表紙の著者の近影。実に穏やかな顔をしている。 厳しい勝負の世界をくぐり抜けてきた人には共通点がある。 自分自身に生ききっているのだ。 シンプル。スマイル。スキンシップ。 ただ自然に生きることほど大変なことはない。 同じ事象はないからだ。 自分自身が現場に飛び込み、汗を流し、力をつける。 簡単なことほど難しい。だから人生は面白い。2018/06/06
tomoaoso
1
こういう考え方もあるんですね。 自己啓発書に書いてある事や世間と反対な事が書いてあって 自己啓発書が合わない人に読んで欲しいです。2020/12/15