内容説明
追いつめられる子どもたち、教育現場の苦悩など、前長野県教育長が語る信州教育。
目次
1 今、学校ではなにが起きているのか―信州教育の課題(ネツトにからめ捕られる子どもたち;学校でのいじめ問題 ほか)
2 追いつめられる子どもたち―危機の背景(激増するキレる子どもたち;子どもに必要なのは「競争」か「平等」か ほか)
3 激変する教育現場の今―教員、教育現場の苦悩と課題(揺らぐ教員像;年々多忙化する教員 ほか)
4 危機からの脱出方法―教育県の復活を目指して(教育から学びへの転換;教育による風通しのよい社会 ほか)
著者等紹介
山口利幸[ヤマグチトシユキ]
昭和22年(1947)長野市生まれ。昭和40年に長野高校、昭和44年に東京教育大学文学部を卒業。卒業後は、長野県立阿智高校を振り出しに、中野高校、長野西高校、飯山南高校、長野市立篠ノ井西中学校に教諭として勤務。平成3年(1991)長野県教育委員会事務局、同9年より長野南高校校長、翌10年より長野県教育委員会高校教育課、同13年からは教育次長を務める。平成15年中野西高校校長、同17年長野高校校長、翌18年10月から25年3月まで2期6年半にわたり長野県教育長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
24
団塊世代の著者の社会科教育遍歴。たぶん教採問題も作っていたのだろう。冒頭で子供のいじめの事例を扱うが、教採でも採用いじめがあることを私は指摘する必要を強く感じる。昔は教員も世襲だったので。つい最近成績開示しているとはいえ。実績からチーム指導を強調されているのがよくわかる。秩序を重んじるからであろう。キレるに子供も大人もあったものではない。限界を超えているのだから。別にキレてもいいと思う。人に迷惑をかけないならば。低賃金にキレる労働者を許すことは大事ではないか。ピケティ人気からすれば。 2015/03/08