内容説明
プロトコール違反、同意なき臨床試験、倫理指針を逸脱した先進医療など、臨床研究の不祥事はなぜなくならないのか、それらの事例をここに検証し、次代への戒めとなることを望んでやまない。
目次
第1部 事例検証(「プロトコール違反の治験薬投与」―愛知県がんセンター;「同意なき臨床試験」―金沢大学病院;「倫理指針逸脱した先進医療」―金沢大学病院;「補助人工心臓治験訴訟」―東京女子医科大学病院;「高難度肝臓手術で相次いだ患者死亡」―群馬大学病院;「がんペプチドワクチン臨床試験問題」―東大医科研病院)
第2部 対談「臨床研究の不祥事はなぜなくならないのか」
著者等紹介
出河雅彦[イデガワマサヒコ]
1960年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。朝日新聞社の社会部、科学医療部などで医療、介護問題を担当。2002~2013年、編集委員。2013~2016年、青森総局長。2021年4月からフリーランスとなる。著書に『ルポ 医療事故』(朝日新聞出版、「科学ジャーナリスト賞2009」受賞)、ルポライター鎌田慧氏の聞き書き『声なき人々の戦後史』(藤原書店、第16回「パピルス賞」受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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