内容説明
ヴィジュアル誌『FOIL(フォイル)』がおこなった「第1回フォイル・アワード」で、審査員の画家・奈良美智と、編集長・竹井正和がグランプリに名を挙げたのが、梶井照陰。梶井照陰は、佐渡島に住み僧侶をする傍ら、佐渡島の波を撮り続けている。そのこだわりと信念は、スピリチュアルでダイナミックな写真となって、新人とは思えぬ、圧倒的なパワーを放つ!第1回フォイル・アワードグランプリ受賞作品。
著者等紹介
梶井照陰[カジイショウイン]
1976年生まれ。1999年高野山大学密教学科卒業。16歳の頃より写真雑誌などで作品を発表し始める。1995年~1999年、高野山で修行。ベトナム、カンボジア、タイ、パプアニューギニア、イギリス、中国など、世界各国を訪ね、積極的に取材して歩く。現在、佐渡島にて真言宗の僧侶をするかたわら、写真家としての活動をおこなっている。本書で、2005年度日本写真協会賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かいゆう
13
『厳しい』そんなイメージの日本海。飲み込まれそうな荒波。だけどその下には生命があり、人々も隣合わせに生活をしている。厳しいだけでなく、穏やかな日もある。同じ波は一つとしてない。南の島との違いに海の不思議さを感じました。2014/03/22
deerglove
0
ここに現れる波の表情の豊かさはどうだろう。場所、時間、角度、光、季節、風向き、気温などなど、数え切れないほど多くの要素がたまたま溶け合った特別な瞬間に立ち会っている気がする。若干ページ数が少ないのが惜しいけれど、眺めるこちらもいろいろな機会で折に触れてじっくり味わいたい。2013/12/15
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