内容説明
海の近くの道に沿って横切り、郊外を抜けて自転車が走る。厳選された色数で表現された風景と、テキストのデザインワークが生んだ疾走感。子どもが読めば小さな冒険への勇気が湧き、大人が手に取れば懐かしいあの日を思い出す。
著者等紹介
ビバ,フランク[ビバ,フランク] [Viva,Frank]
アーティスト、デザイナー。自転車が大好き。家族と共にロンドンに暮らす。数々の雑誌の表紙を手がけており、多くの受賞もしている
アサダワタル[アサダワタル]
作家、ミュージシャン、プロジェクトデザイナー。アートや音楽、福祉や地域づくりなど、さまざまな領域で活動
まきおはるき[マキオハルキ]
建築翻訳家。すぐれた建築作品の紹介をはじめ、デザイン系の翻訳、CMやメディアの仕事にたずさわる。フレーズクレーズ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古古古古古米そっくりおじさん・寺
46
表紙を見てお分かりの通り、絵がオシャレな外国絵本である。特にストーリーはなく、クネクネ曲がった道を自転車で滑走して帰宅する道程の絵本。そのスタイリッシュでデザイン画的な絵柄を堪能する。疾走感やカーブを曲がる時の酩酊感を時に感じ、なかなか楽しい。こういう省略化された絵でも、色んなものが描けるのだなぁ…という、オッサンの癖にカマトトみたいな感想しか浮かばなくて申し訳ない。眺めて楽しむ絵本である。絵柄のみならず色使いもスタイリッシュである。海辺の道を走るのを見て、自転車に乗りたくなった…とでも書いておこうか。2016/03/16
びわこっこ
41
図書館ボランティアで、見つけた絵本。黄色で描かれたみちを自転車で颯爽と走る! 簡略化されたイラストがスタイリッシュだ! 走る様子を文字の大きさ太さで表現する所がユニーク!坂道は小さな字から、大きくて太い字で坂を登る様子を表す。トンネルを抜けて外へ出た瞬間の外の明るさも文字の大きさでわかる。ちょっと一休み!どんどんスピードをあげる様子も文字で表現!スピード感を単純な絵と文字で表現して、あっという間に目的地の海に到着! もういっかい、辿りたくなる街のイラストと黄色い道が囲む地図。愉しい!。ながいながいみち。2023/06/08
anne@灯れ松明の火
24
隣市新着棚で。自転車で、長い長い道を、ひたすら走る走る。絵の描き方、文字の入れ方で、速度や疾走感がうまく表現されている。色数も抑えられ、オシャレな印象。特にストーリーがあるわけではないので、好みは分かれるかも。2016/03/23
mntmt
21
デザイン性のある絵。自転車で颯爽と町を走る。気持ちが良さそう。道は黄色くて、紙質がそこだけ違う。2016/04/04
あおい
13
自転車で長い長い道を走る。黄色い道路の紙質か違うので指でたどりながら読むと楽しいかも。2025/03/27