内容説明
アメリカは多民族国家。その国民が融合していくためには、それぞれの民族の宗教や歴史、伝説などを知らなければなりません。だからアメリカの小学校教科書は1年生から5大宗教を学んだり、ギリシャ神話を読んだりと多彩です。「一寸法師」も出てきます。そしてこれは日本人にとって、国際的な教養と英語を身につける最高の「大人の教科書」です。
目次
1年生(古くから伝わる詩;マザー・グースの唄 ほか)
2年生(ヒンドゥー教;ラーマとシータ「ラーマーヤナ」の物語 ほか)
3年生(ペルセウスとメドゥーサ;キューピッドとプシュケ ほか)
4年生(中世イギリスの伝説;ことわざと熟語 ほか)
5年生(イリアスとオデュッセイア;地理の用語 ほか)
6年生(ジョン・F・ケネディ「大統領就任演説」;マーティン・ルーサー・キング牧師「わたしには夢がある」 ほか)
著者等紹介
バーダマン,ジェームス・M.[バーダマン,ジェームスM.][Vardaman,Jr.,James M.]
1946年、米国テネシー州生まれ。ハワイ大学でアジア研究専攻、修士。1976年来日し、いくつかの大学で教鞭を取ったのち、現在は早稲田大学教授
村田薫[ムラタカオル]
1953年、福島県いわき市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。早稲田大学教授。専門はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nora
4
アメリカの小学生は低学年から宗教や神話について勉強する。 私たち日本人はごんぎつねを勉強する。 その違いは面白いな。2017/08/26
Omanuel_1776
0
面白かった。英語力が高校生レベルの私としては対訳本はありがたい。アメリカの小学生は小さい頃から世界の宗教の流れや神話を学ぶのかと思った。あと数式の読み方とか地味にありがたい内容が収録されている。後半のリンカーンのスクリプトあたりから全然ついていけなくなるのがリアルに英語力の不足を実感できてよかった。
まふ
0
一言要約「よきアメリカ人たれ」日本のことも正しく表現されていて、まとも。しかし、挿絵は中国風が混じっていて、日本人を区別するのは彼らには苦手なのか。日本人がアメリカ人とイギリス人を書き分けるのはいとも簡単なのに。やはり、不器用な人種なのだろうか。2008/11/25
-
- 和書
- 死の天使はドミノを倒す