猫沼

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猫沼

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784902916430
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

老いと病いその向こうに突如あらわれる死。向かい合い、寄り添い、ゆめに書くうもれても書く共に暮らしたすべての猫に出会うために。

目次

コロナ以前
猫住(ねこずまい)
猫移(ねこうつり)
猫幸(ねこざいわい)
猫隠(ねこがくれ)
猫活(ねこもとめ)
猫再(ねこふたたび)
猫生(うまれかわった)
猫再(うちのこです)
猫現(あたし、来てよ!)
猫沼(ねこにおぼれて)
コロナ以後
猫続(あとがきではなく)

著者等紹介

笙野頼子[ショウノヨリコ]
1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。’81年「極楽」で群像新人文学賞受賞。選考委員の藤枝静男に絶賛される。’91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、’94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年『タイムスリップ・コンビナート』で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、’04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー大賞、’05年『金毘羅』で伊藤整文学賞、’14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。’11年から’16年まで立教大学大学院特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

190
笙野 頼子、3作目です。猫愛に溢れた私小説連作短編集ですが、あまり売れなさそうな雰囲気です。芥川賞作家が千葉の2,900万円の戸建住宅のローンを、本書の印税を前借して、何とか支払っているのは、哀しい限りです。 http://www.yaso-peyotl.com/archives/2020/12/nekonuma.html2021/03/23

えみ

62
沼だ…間違いなく沼、それも幸せの底なし沼。猫沼にどっぷり浸かった著者の猫猫猫、猫への想いが溢れかえってむせ返るほどの愛を感じる。命の儚さと尊さ、そして悦び。毎日生きていることへの感謝を思い出させてくれる一冊。今日もまた会えることへの奇跡が著者らしい筆致で綴られている。人も猫も病気は苦しい。死ぬのは怖い。死なれるのは淋しい、辛い。だけど一緒にいる事をやめられない。猫好きの人に限らず、生き物を愛したことがある人になら分かる感情だと思う。出会った猫の数だけ思い出がある。要は思い出の分だけ幸せになれるということ。2021/04/17

kei302

56
書名は猫沼:ねこぬま。章のタイトルは猫沼:ねこ おぼれ。と更に読み替える、素晴らしい。猫写真帖「猫沼二十年」付き。猫におぼれて20年。 各章のタイトルの読み方(ルビ)が猫好きの心を撃ち抜きます。〈私には大きな幸福はない。ただ幸福な細部が世間の見過ごしてくれるような小さい猫幸(ねこざいわい)があちこちにあった。・・中略・・ 最初は心細かったはずの沼際がこうして故郷になっている事。 そう、沼は、故郷になっている。けして第二のではない。育った土地には最初から私のいる場所などなかったのだから〉2021/03/08

こまり

23
題名に惹かれて図書館に予約した。何とも独特な文章。拾った猫たちと暮らすため千葉に家を買い、本人も難病を抱えながら生活している。猫たちの治療費を払う為に原稿の印税を前借りしたりしている。芥川賞作家でも金銭面では厳しいのかと驚く。生まれた時から育った経緯なども綴ってあるが、何とも壮絶な生き様だなと思った。何度も出てくる「…。」の意図がよくわからなかったが、そういう文章を書く方なのかな。猫への愛は物凄く伝わってくる。小見出しの読ませ方は秀逸。猫活(ねこもとめ)、猫沼(ねこにおぼれて)などなど。2021/03/31

宇宙猫

20
★★★★★ 猫と暮らした日々をつづった本。うちの猫も呼びつけタイプなのもあり、猫への重たい愛は共感できてしまう。大げさな気持ちを ちゃんとそれを表する言葉を使って表現しているのが好き。文章や言葉遣いが上手くて、心にじわじわ沁みてくる。D2021/04/20

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