出版社内容情報
刑務所の庭の巨大なマンゴーの木の下で、街の光を眺めている少年の名前はポン。彼は法律により、13歳になるその日まで、刑務所を出ることができません。何の罪をおかしたのでしょう? いいえ、ただ「刑務所で生まれた」というだけで。ポンは、あの光の下には自由が待っていると信じていました。ところが、ある日知ってしまったのです。13歳になってここを出たあとも、自分はけっして本当の自由を手にすることはないのだと。一方、刑務所長の”完ぺきな娘”ノックは、父の名誉を守るため、脱獄犯となったポンを追いかけます。ノックにとって、法を守ることは絶対であり、ポンは再びつかまって罰をうけ、一生を刑務所ですごすべきなのです。しかし外の世界は、ポンに、そしてノックに、思いもよらなかった真実をつきつけるのでしたーー。ニューベリー賞候補作となった感動のファンタジー!
内容説明
刑務所の庭の巨大なマンゴーの木の下で、街の光を眺めている少年の名前はポン。彼は法律により、13歳になるその日まで、刑務所を出ることができません。何の罪をおかしたのでしょう?いいえ、ただ「刑務所で生まれた」というだけで。ポンは、あの光の下には自由が待っていると信じていました。ところが、ポンは知ってしまったのです。13歳になってここを出たあとも、自分はけっして本当の自由を手にすることはないのだと。一方、刑務所長の“完ぺきな娘”ノックは、父の名誉を守るため、脱獄犯となったポンを追いかけます。ノックにとって、法を守ることは絶対であり、ポンは再びつかまって罰をうけ、一生を刑務所ですごすべきなのです。しかし外の世界は、ポンに、そしてノックに、思いもよらなかった真実をつきつけるのでした―。ニューベリー賞候補作となった感動のファンタジー!
著者等紹介
スーントーンヴァット,クリスティーナ[スーントーンヴァット,クリスティーナ] [Soontornvat,Christina]
児童文学作家。テキサスの小さな町で生まれ育つ。幼いころは、両親が経営するタイ料理レストランのカウンターの後ろで、夢中になって本を読んで過ごした。本作とノンフィクション作品All Thirteen:The Incredible Cave Rescue of the Thai Boys’ Soccer Teamの2作品が同時に2021年のニューベリー賞オナーブックとなり、その後も数多くの児童文学作品を発表している
こだまともこ[コダマトモコ]
出版社勤務を経て、児童文学の創作、翻訳にたずさわる
辻村万実[ツジムラマミ]
英日翻訳者。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒業。フェロー・アカデミーで出版翻訳を学び、同校のサポートにより本書の共訳が実現する。現在、YA向けアンソロジーを翻訳中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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