夜想#中川多理―物語の中の少女

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夜想#中川多理―物語の中の少女

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784902916409
  • NDC分類 759
  • Cコード C0070

出版社内容情報

深みある人形と文学の連鎖(コラボレーション)が紡ぐ、珠玉の少女たち。【内容紹介】
中川多理は物語に分け入り、物語そのものを反映する少女を人形にしてきた。
人形から文学そして人形へ―皆川博子との、
文学から人形そして文学へ―山尾悠子との、
深みある人形と文学の連鎖が紡ぐ、珠玉の少女たち。

ドール・写真/中川多理

作品/皆川博子/森島章人/山尾悠子
執筆/綾辻行人/今野裕一/東雅夫 他


■とりあげた作品
・ マンディアルグ 「海の百合」「仔羊の血」
・ ガルシア・マルケス 「エレンディラ」
・ アンナ・カヴァン 「氷」
・ カフカ 「田舎医者」
・ 諸星大二郎 「スノウホワイト」
・ 夢野久作「 押絵の奇蹟」
・ 皆川博子「 死の泉」 「そこは、わたしの人形の」
・ 山尾悠子 「小鳥たち」 他……

中川多理[ナカガワタリ]
著・文・その他/写真

内容説明

中川多理の作品集であると同時に、本書は、『夜想』特集「中川多理―物語の中の少女」である。この特集号では、人形から文学そして人形へ(皆川博子)、文学から人形そして再び文学へ(山尾悠子)という、人形と文学の連鎖、コラボレーションが行われた。「創作ノート」では、人形の身体空間を媒介とする、これまでにない文学の読み方を楽しんでほしい。

目次

Doll(人狼の少女―「カファルド」ボナ・ド・マンディアルグ;ヴァニーナ―「海の百合」アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ;マルスリーヌ・カイン―「仔羊の血」アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ;エレンディラ―「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」ガルシア・マルケス;アルビノの少女―「氷」アンナ・カヴァン ほか)
文(皆川博子 そこは、わたしの人形の;皆川博子 エッセイ;山尾悠子 小鳥たち、その春の廃園の;森島章人 指紋さへも―中川多理の人形に寄せて;綾辻行人 不思議な安らぎ ほか)

著者等紹介

中川多理[ナカガワタリ]
DOLL SPACE PYGMALIONにて吉田良氏に師事。筑波大学芸術専門学群総合造形コース卒業。埼玉県岩槻市出身。札幌市で人形教室を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

26
人形とは、つまるところ器なのだ。名が示す通り、人の形をした物体は、中身がない。中身がないことに意味がある。だから人は、そこに想いを込めることができる。けれど、中川多理の生み出した人形は、違う。空っぽではないのだ。そこに、人形としての意思が存在する。この少女達は、人形であることを自覚し、どこか誇らしげでもある。ゆえに、儚く、脆く、今にも消え入りそうな少女達だが、人の勝手な思惑や意図や解釈を跳ね返す、強い意思を感じる。それは、人の世界を脅かすかのような強さだ。(つづく)2018/10/17

TKK

14
パラボリカ・ビス夜想にて購入。展示作品も見てきました。人形は魂がこもっているような、逆に魂が抜けているような、不思議な禍々しさがとても魅力的でした。今回文学作品とのコラボということで、マンディアルグやカフカ、アンナ・カヴァンなどの小説をモチーフにされていて、好きな方にはたまらないと思います。特に皆川博子さんと山尾悠子さんとのコラボは圧巻。「墜落する小鳥たち」は鳩山郁子さんの「寝台鳩舎」を想い出したりして私の琴線に触れまくり悶絶してます笑。サイン本だったので余計に嬉しいです。2018/06/04

rinakko

11
うとりうとり…ただ魅入り、憑かれたいと思うほどの一冊。ピエール・ド・マンディアルグのヴァニーナやマルスリーヌ、ガルシア=マルケスのエレンディラ、カヴァンのアルビノの少女…。2018/09/30

まんだむ

2
さまざまな作品と、中川多理の人形のコラボが楽しめる一冊。中川多理の人形は実際に見たことがあるけど、儚く脆いような印象を受ける。個人的に好き、というのもあるのだけど、山尾悠子とのコラボが一番好きかも知れない。それと山尾悠子の「小鳥たち、その春の廃園の」が掲載されているので、それも良かった。2018/06/24

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