内容説明
永遠に、ひと匙姫は絶望した。お人形遊び、いたしましょう。ドールアーティスト・オダニミユキと今井キラが奏でる儚さの物語。
著者等紹介
今井キラ［イマイキラ］
兵庫県生まれ。ファッションブランドＡｎｇｅｌｉｃＰｒｅｔｔｙや雑誌、小説の装画などに作品を提供（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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柊渚
22
「嗚呼、今日も溶けてしまうほど退屈」 熟れたばかりの果実のように瑞々しい唇から、零れる気怠い溜息。少年が蝶々の屍を愛でるように、少女は薄明色に褪せていくガラス越しに自分を愛でる。それは少女たちの標本。お砂糖とスパイスと素敵な何かと、ひと匙の絶望と。 今井キラさんの少女たちは儚げで可憐なのに、どこか毒を孕んでいて、大好き。2021/11/10
りりす
16
砂糖漬けの憂鬱なお花達。白粉と古い絵本の馨り。2018/05/03
