目次
第1章 「まめの木」ができるまで
第2章 お話を耳で聞くこと
第3章 話を選ぶ
第4章 何を語るか
第5章 覚え方
第6章 語り方
第7章 語るとき
第8章 お話と読書
著者等紹介
藤井いづみ[フジイイズミ]
大阪府出身。語り手、白百合女子大学非常勤講師。1986年「まめっちょ」を開いて語り始め、1992年「まめの木・本とおはなしの部屋」と改称して、自宅にて文庫活動を始める。語り手を志す人の指導にもあたり、1991年より昔ばなし大学語り講師も務める。1991年野間読書推進賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
小澤俊夫先生からお名前を伺い、著書を読ませていただきました。『お話を選ぶときの3つの条件』第1に、語り手が心から語りたいと思う話、ただし、語り手の力量、持ち味に合う話。第2に、聞き手が求めている話。第3に、語る価値がある話、語った時に生きる話。語る上で考えながら選び学んでいきます。2025/02/05
moe
6
再読。子どもたちへの語りを試行する人への本。長年の経験に基づいた具体的な話はとても分かりやすいです。あらためて読み直すとまた新たな発見(納得?)をするところがありました。初心者にも経験者にも良い本だと思います。2011/04/06
ris3901
4
◎語り初心者が気になる事が殆ど説明されていました。松岡さん、小澤さんに学んだ方。基本を学びたいときに手に取ると良いかな。2008年1月初版2023/03/23
ぼんくら
3
語り手をめざす人に、具体的なアドヴァイス満載の本。最初からそういうハウツー本だと思っていたので期待通りでした。ただ、章題のフォントの差がわかりにくく、どこからどこまでが同じなのかよくわかりませんでした。もちょっと丁寧に本作りして欲しいなぁ。2010/10/22
yomite
2
お話、語り、ストーリーテリング、それらについての本をこれまで何冊か読んで、この本がいちばん私にしっくりきた。とても分かりやすい言葉で、とても納得いくように書かれていた。言われていることは、どの本でもどの講座でも同じなのだけれど、『どうしてそうでなくてはいけないのか』のところまで丁寧に説明があった。それがすごく分かりやすくて、すっと馴染むので、これまたすっと納得がいき、これまで講座などで言われてきた、ある種のルール的なものも、これからは自分の納得のもと自発的にとりこめると確信した。2013/11/30