世界は「関係」でできている―美しくも過激な量子論

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世界は「関係」でできている―美しくも過激な量子論

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  • サイズ 46判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140818817
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

世界の本当の姿とは? 天才物理学者が”真実”を明かす

【推薦の言葉】
●物理に心を解放された。この世界は、僕が信じていたよりずっと自由なのかもしれない。――森田真生
●存在の織りなす華麗なるネットワーク。量子論的世界観の本質が、ここに語り尽くされる!――須藤靖
●直感に反するはちゃめちゃな量子物理学の世界に筋を通せる人がいるとしたら、それはカルロ・ロヴェッリだ。――「タイムズ」紙
●ロヴェッリは、”量子論の世界”やそれが”心”の理解にどう役立つのかという問題と、実に明快に渡り合っている。――アニル・アナンサスワーミー(科学ジャーナリスト)
●ロヴェッリの作品のどこが好きかといえば、常に“人々”に戻ってくるところだ――常に他者と関わり合い、この世界と働きかけ合っている人々に。この本には科学が息づいている。――ニール・ゲイマン(カーネギー賞作家)
●物理学はその詩人を得た。ロヴェッリは見事なまでに人間的で優しく、ウイットに富んだ案内人である。それは彼が科学者であると同じくらい哲学者で詩人だからだ。――ジョン・バンヴィル(ブッカー賞作家)

【内容紹介】
”ホーキングの再来”と評される天才物理学者が”真実”を明かす
イタリアで12万部を売り上げ、世界20か国で刊行予定の話題作!

科学界最大の発見であり、最大の謎とされる量子論。
はたして量子論の核心とは何か、
それはどんな新しい世界像をもたらしたのかを、
研ぎ澄まされた言葉で明快に綴る。

量子は私たちの直感に反した奇妙な振る舞いをする。
著者によれば、この量子現象を理解するためには、
世界が実体ではなく、関係にもとづいて構成されていると
考えなくてはならないという。
さらにこの考え方を踏まえれば、現実や意識の本質は何か、
といった哲学的な問いにも手がかりが得られるのだ――。

深い洞察と詩情豊かな表現にいろどられ、
私たちを“真実”をめぐる旅へといざなう興奮の書!

竹内薫氏の解説付き。
7万部突破の『時間は存在しない』著者の最新作!

目次

第1部(奇妙に美しい内側を垣間見る)
第2部(極端な思いつきを集めた奇妙な動物画集;みなさんにとっては現実、でもわたしにとっては現実でない事柄とは?;現実を織りなす関係の網)
第3部(立ち現れる相手なくして、明瞭な記述はない;「自然にとっては、すでに解決済みの問いだ」;でも、それはほんとうに可能なのか)

著者等紹介

ロヴェッリ,カルロ[ロヴェッリ,カルロ] [Rovelli,Carlo]
理論物理学者。1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学卒業後、パドヴァ大学大学院で博士号取得。イタリアやアメリカの大学勤務を経て、現在はフランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。「ループ量子重力理論」の提唱者の一人。『すごい物理学講義』(河出書房新社)で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(同)は世界で150万部超を売り上げ、『時間は存在しない』(NHK出版)はタイム誌の「ベスト10ノンフィクション(2018年)」に選ばれるなど、著作はいずれも好評を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

168
現代科学の基礎を与える量子論。過去100年の科学的議論を紹介し解説。一般科学への展望も考察。見事な論考。質量などの物理量を決めるエネルギーは、粒状の量子を最小として説明でき、その量子は波をもつため、波が大きい時と小さな時の不確定性をもつ。この不確定性は量子自体、観察者、そして第三者との関係性で解釈できると説明。それ故物質と精神のような二元論は再考すべきとナーガールジュナの「空」で諭す。そして意識。物理的と心的の差から始め、目前の事実は個人脳内で妥当な情報として記憶され、人類はその共有をし続けていると考察。2022/01/01

やいっち

108
量子論を巡る、ポピュラーサイエンス本はこれまでも少しは読んできた。僭越ながら(生意気とは思いつつ)、率直に本書は傑出していると感じた。専門家でも数式的扱いはともかく、その中身は理解が及ばないという量子論。だからこそ、我田引水の力学書ならぬ哲学書や宗教書の類は数知れず。本書での著者の主張は、龍樹(ナーガールジュナ)の哲学を紹介していること、さらにはシェイクスピアの「テンペスト」からの引用を紹介していることでも察せられる。2022/01/20

よしたけ

57
量子物理学の深淵の一部を感じれる一冊。数式だらけの本ではなく、現代物理学は哲学だ!と熱弁。例えば、本書には実験装置などで観測できるという意味の「オブザーバブル」が度々登場する。東京から大阪に出張したと聞けば、静岡を経由したと推測するが、途中経路はオブザーバブルでない。飛行機だったかもしれないし、オンラインかも。写真撮って観測しない限り、経路を語ることは意味がない。徹底すれば、素粒子が動いているときも、途中経路について語ることはご法度になる、と言うわけ。こんな話が随所に出てきます。良い頭の体操になりますね。2022/01/30

すしな

56
024-24.彼の哲学者は「我思う、ゆえに我あり」と言いましたけど、量子力学的には「彼思う、ゆえに我あり」という事ななのかなと。宇宙にはここまでという範囲はないので、全ては宇宙の中での出来事ということで、彼我の関係でのみ存在が確認できるのだそうです。そんな感じのテーマを物理の視点から語ったり、資本論のレーニンの理論の欠点を指摘したり、シュレーディンガーの女性関係の奔放さを取り上げたりだとか、読み物として面白かったです。そもそも学問を文系や理系に分けるのに疑問を思っていたので、すごい刺激になりました。2024/03/03

Sam

54
「分かり易い」という触れ込みでも科学の本はどうしてもモヤモヤが残る。それでも例えば相対性理論であれば時間のパラドックスだったり宇宙物理学であればビッグバンだったり素人にもとっつき易いテーマがあるものだが量子論にはそういったものもなく敷居が一層高い。なのでだいぶ構えて読んだのだが、本書は量子論の世界を「関係性」で捉えることによって「西洋における何百年にもわたる主体や意識の本質を巡る思弁は朝露のように消えてしまう」という実にわかりやすい整理もされていて(十分な理解には程遠いものの)興味深く読むことができた。2022/02/26

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