映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ

根本 敬【著】

Ｋ＆Ｂパブリッシャーズ（2009/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 202p／高さ 22cm
• 商品コード 9784902800128
• NDC分類 914.6
• Cコード C0095

内容説明

この本は２０００年１０月２０日から２００８年１２月２６日まで、アップリンク・ファクトリー「根本敬の映像夜間中学」より、講義部分を８年に渡る膨大な記録の中から、現時点で生の営みにおいて明確になった、ぴんからトリを見据えながら、ざっくばらんにワザワザ「１回分」に編集したものです。第１１回みうらじゅん賞受賞第１作。

目次

本編（前半）（盲導「暴力団員」は盲導ボディコンに変身したハンバーグに栄養はあるか？；フリー・アズ・ア・バード　鳥の様に自由であれ、それが其の次（２番目）に大切なもの。と、生きていれば今年７０才のジョン・レノン。さて、ここで問題。では、一番大切なものは？―Ａ．残尿感のない生活　Ｂ．ボディコン復活　Ｃ．恐山　Ｄ．有価証券　Ｅ．ガッチャマンの主題歌
ＣＲＵＳＨ！その後、「気功」や「ハンドパワー」で車椅子からスッと立てるようになったら、気功師などに感謝するより自分をもっと疑いましょう
「猥褻とは是れ何ぞ哉？」「パーシビアランス！」（※参考図書「正法眼蔵」、森一郎「試験に出る英単語」）
今も白い愛の記憶が私の幻の中で見えてくるそこでは始めは終わりであり全ての始まりは、終わりの景色なの。（藤本卓也「愛のイエスタデイ」より））
本編（後半）（意識革命から無意識革命へ；のうしんぼう発きわほう行き；フリー・アズ・ア・バード　それはともかく今、２番目に此の日本に必要なこと、それは手鼻をとり返すこと。では、一番必要なものは何か？それは「悪い八百長」を撲滅して「正しい八百長」のリターン。；来年のクリスマス（自分、ジーザスと誕生日同じっス）は恐山でイタコとすごしたいＤＥＡＴＨ！
次回予告　毒蝮三太夫、激白！深夜タクシーで帰宅中、運転手（５２）より突然「お前の中の俺を返せ！」と怒鳴られたその真意と感動秘話　ほか）

著者等紹介

根本敬［ネモトタカシ］
１９５８年生まれ。東京都目黒区出身。８１年、故・長井勝一氏編集発行人の月刊漫画誌『ガロ』でデビュー。蛭子劇画プロダクション・チーフ。他に文筆・映像・デザイン・講演・出版プロデュース等、多岐に渡り活動する。現在東京キララ社等の特殊顧問を務める。第１１回みうらじゅん賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[RHINO]

前作より読み応えあり。一生ついていく。

2009/11/25

[espiral]

付録DVDに登場する元NHKキャスターに圧倒された

2009/11/03

[ありす]

「結局、TPOとか、又、誰が云うかが肝心で、実際、浜崎あゆみがインタビューなんかで云ってる事と、根本敬の云ってる話の中身に、そんな大した差はないんだよ。「水前寺清子」が「都はるみ」に変わったぐらいのもんでね。」(p.149)

2009/03/07

[保山ひャン]

アップリンク・ファクトリーでの「根本敬の映像夜間中学」の８年間分の講義をざっと1回分に編集した本。 いい顔の男たちと音楽の話などから哲学的な展開まで、根本ワールドが炸裂する。 脚注もあり。 根本さんの描く吉田佐吉にそっくりな人が職場にいて、性格もマイルド吉田佐吉っぽくて、ああ、性格と容貌は裏切らない。ひとは見た目どおりなんだな、と思った。

2020/05/06