内容説明
ジョン・レノンはなぜ殺されなければならなかったのか?FBIファイルに隠された驚くべき陰謀とは何か!ジョン・F.ケネディ、マルコムX、キング牧師、ロバート・F.ケネディ、そして…「邪魔者は暗殺によって葬る」アメリカの暗部を暴く戦慄のノンフィクション。
目次
勲士に黙祷!
ルーツ
芸術のための芸術
ラヴ・ミー・ドゥ
一九六三年
ハピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン
一人目の“一匹狼”
インヴェイジョン!
炎にまかれて
一九六八年
コンサート・セキュリティ
狂気(一九七二年四月~五月)
監視
失われた週末
ウオッチング・ザ・ホイールズ(一九七九年)
ウォーキング・オン・シン・アイス
囁く声
コネクションズ
ノット・フェイド・アウェイ
ヨーコ&ショーンより
著者等紹介
ストロングマン,フィル[ストロングマン,フィル][Strongman,Phil]
『ハイ・ファイ・ニュース』誌記者、音楽ジャーナリスト。ロンドン在住
パーカー,アラン[パーカー,アラン][Parker,Alan]
音楽ジャーナリスト。ロンドン在住
小山景子[コヤマケイコ]
慶應義塾大学文学部英米文学科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
7
邦題はジョン・レノン暗殺だけど、内容はケネディ兄弟、ジョン・レノン、キング牧師などがCIAやFBIなど政府機関によって葬り去られたということです。ケネディ大統領を暗殺したオズワルドの件はゴールデンスランバーを思い出した。2013/08/16
英磨
2
一昨日12月8日はジョン・レノンが暗殺されてちょうど40年‥。超有名な世界的ミュージシャンはなぜ殺されなければならなかったのか?なぜ単独犯による暗殺が完全に成功したのか? 命中した4発はいずれも致命傷‥ 大量出血…よろめきながらもダコタハウスへ。普通の人間ならその場ですぐ倒れていたはず。彼が生きていれば差別と偏見に対してどんなメッセージを出しただろうか?どんな曲を書いただろうか?思いは尽きない。2020/12/11
滝原夏希
0
レノンばかりでなく多くをジョン・ケネディとロバート・ケネディの暗殺事件に紙面をさいている。レノンは本当に「チャップマン」に殺されたのか? ヨーコと結婚してからのレノンは音楽、というよりも宗教に近い境地に進んで行く、それがアメリカの上層部にとっては都合が悪かったので「消された」というのがこの本の論調。本当か推論に過ぎないのか、それはわからないが、著者のふたりは英国人で、「アメリカ」に対する視点が独特なのは感じられた。2016/05/31
みむら しんじ
0
「ウソは仕掛けが大きければ大きいほど人はだまされる」。ジョンは果たして本当に一人の風変わりな異常者に殺されたのか。なぜCIAはジョンレノンファイルの存在を認めながらも未だ黒塗りで覆われたその内容を公開しないのか。ジョンF・ケネディ、ロバート・F・ケネディ、そしてジョンレノン暗殺犯に共通して見られる特徴とは。陰謀説は簡単に作られるべきではないが、「隠そうとする」人たちはだんだんと世間から姿を見隠していく。読了。2014/12/10
ウマカラス
0
読み応え有り。ジョン・レノンというより、アメリカの闇の部分にメスを入れたような作品。「国」であろうが「会社」であろうが、大きな組織には見えない巨大な力を持ち、利害関係で簡単に物事が動くことが書かれている。ネットの登場で世の中隠し事が難しくはなっているかもしれないが、こういった陰謀はなくなりはしないだろうと思った。結局いつの時代も権力のある人間は、執念深く、したたかで、手段を選ばない。2019/07/24