コーヒーと小説

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784902744835
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報



庄野 雄治[ショウノ ユウジ]
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内容説明

近代小説に造詣の深い、『コーヒーの絵本』の著者で徳島の人気焙煎所アアルトコーヒー庄野雄治が、コーヒーによくあう“すこぶる”面白い短編小説10編を厳選しました。現代に生きる私たちにこそ響く、至極面白く、とても読みやすい10編です。コーヒーを飲みながらお楽しみください。カバー写真には、小説に登場する魅力的な女性たちの象徴として、人気シンガーソングライター・安藤裕子さんを起用!「コーヒー屋のくせにではなく、コーヒー屋だから作れた、ちょうどいい短編集」小説は読まなければならないものではない。そこがコーヒーとよく似ている。どちらも、あってもなくてもいいけれど、あれば生活が豊かになる。だから、小説とコーヒーはよくあうのだ。

著者等紹介

庄野雄治[ショウノユウジ]
コーヒー焙煎人。1969年徳島県生まれ。大学卒業後、旅行会社に勤務。2004年に焙煎機を購入しコーヒーの焙煎を始める。2006年徳島市内に「アアルトコーヒー」を、2014年同じく徳島市内に「14g」を開店。著書に『誰もいない場所を探している』、『徳島のほんと』(福岡晃子との共著)、『コーヒーの絵本』(平澤まりことの共著)、『はじめてのコーヒー』(堀内隆志との共著)、『たぶん彼女は豆を挽く』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

153
図書館本。文豪たちの短編集。コーヒーを飲まなくても、小説を読まなくても人は生きていける。あれば生活が豊かになる。だから小説とコーヒーは似ているのだ…なるほど。たぶんこのような本でなければきっと出会う機会もなかっただろう文豪たち。一冊で太宰治、芥川龍之介、宮沢賢治など楽しめて贅沢な時間を過ごすことができた。良い物は時代を越えてもやはり良いですね。私は江戸川乱歩の「日記帳」が好みでした。2020/01/08

優希

90
ほろ苦い味と香りが漂っていました。「コーヒーと小説」をテーマにコーヒーに似合う選りすぐりの小説がおさめられています。読まなくてもいいけれど、読むことで味わいのある空気を楽しめる雰囲気がありました。丁度いい感じで作品が選ばれ、それを味わう心地よさ。短編というのがほどよいのでしょうね。コーヒー屋を営んでいるから作ることのできた素敵なアンソロジーだと思います。イメージガールの安藤裕子さんも雰囲気があっていいですね。コーヒーをお供にまた読みたいです。2016/10/08

優希

72
再読です。ほろ苦い味と香りが漂う短編に浸る感覚が心地よいです。選ばれている作品の空気がコーヒーにしっくり合うようなものばかりだからでしょう。味わいの心地よさはコーヒー屋ならではの選書だからでしょう。2018/11/14

アマニョッキ

55
コーヒーと小説。どちらもわたしにはなくてはならないものふたつ。選者の庄野さんはコーヒーロースターのお仕事をされている方。無知なわたしでも名前ぐらいは知っていました。「コーヒー屋が選んだ小説」と庄野さんは謙遜されていますが、内容しごく濃くセンスありありです。謙遜されているのが鼻についちゃうくらい素敵な選書(褒めてます)。そんで安藤優子さんの表紙でしょう。ふう、もう完璧やん。もう一杯コーヒーおかわりしたくなるじゃないか。2018/08/04

shio

40
桜桃忌なので太宰。今年はブックカフェで読んでちょうど良かったこちらのアンソロジーから『グッド・バイ』を再読。ホント面白くておそれいりまめ!美人なのに鴉声、怪力大食いのキヌ子。太宰の作品の中でも最強の女性ではないだろうか。モテ男田島がキヌ子を連れて愛人と別れる修羅場、最後まで読んでみたかったな、残念。芥川「桃太郎」罪のない鬼を理由なく退治する桃太郎とそれに追従する犬猿雉。宮沢賢治「水仙月の四日」美しく冷たい吹雪の中、赤い毛布の下の子供は無事だったんだよね?いろんな文豪の作品が楽しめる雰囲気のよい作品でした。2022/06/19

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