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目次
1 はじめに―知的障害や自閉症の人たちの読書をひらく
2 ヨーロッパから世界へ―やさしく読める本の出版と図書館サービスの潮流(やさしく読めることの意義とスウェーデンのLLブック出版;オランダの読書に障害のある子どもへの図書館サービス ほか)
3 どうなっている?知的障害や自閉症の人にとっての読書環境(施設への読書環境に関する調査;本人たちの声―読書経験や本についてインタビュー ほか)
4 読書環境を改善するための取り組み((サポートセンター)知的障害のある人へのわかりやすい情報提供サービス
(施設)読書支援とオリジナルLLブックの制作 ほか)
5 わかりやすさを支援する方法(わかりやすい文章の書き方―知的障害者のための新聞『ステージ』の編集から;読みやすい・わかりやすい図書をマルチメディアDAISYに ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
76
知的障害や自閉症があると読書を楽しめないという偏見を打破してくれる本。図書館を利用する障害者の内訳では視覚障害者が多いという。その人達が読書を楽しめるようにとの取り組みが、他の障害やLD、ディスレクシアの人たちにも有用になることが興味深かった。とりたてて障害を持っていない人にも、それぞれ読みやすい本読みにくい本がある。障害者に優しいということはみんなに優しいのだと改めて思う。障害者への偏見で能力を過小評価し、出来たことを大袈裟に褒めることも相互のコミュニケーションに影響するとの文に反省するところがあった。2024/04/18