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市民立憲への憲法思考―改憲・護憲の壁をこえて

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  • サイズ A5判/ページ数 71p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784902651003
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C3030

目次

第1章 憲法のとらえ方、考え方(“国家統治”型憲法理論の問題性;「体制化」される戦前型憲法イメージ ほか)
第2章 日本国憲法と都市型社会(都市型社会への移行と『日本国憲法』;憲法論議の系譜と“保守・革新” ほか)
第3章 修憲・加憲・整憲の発想(憲法思考の今日的転換;新たな選択肢―修憲・加憲・整憲 ほか)
第4章 基本法理論の再構築を(「政府構成法」としての憲法;政府法の“三分化”と“三層化” ほか)
資料 日本国憲法

著者等紹介

松下圭一[マツシタケイイチ]
法政大学名誉教授。1929年、福井県生まれ。元日本政治学会理事長、元日本公共政策学会会長。著書に『シビル・ミニマムの思想』(東大出版会、1971年、毎日出版文化賞受賞)、『市民参加』(東洋経済新報社、1973年、吉野作造賞受賞)、『政策型思考と政治』(東大出版会、1991年、NIRA東畑精一賞受賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takeapple

11
同著者による岩波新書青版『市民自治の憲法理論』理解のための参考書として読んだ。岩波新書赤版『日本の自治・分権』とともに今後の日本の民主主義のための必読書だと思う。目から鱗が落ちるとはこのことか、更に精読したい。2021/09/12

ハンギ

0
たぶん新左翼(構造改革派?)の松下圭一氏による憲法の入門書。自治体レベルで危機管理をしろ(個人自衛権を認めろ)、という話も出てきて少しびっくりしたけど、すべてを国に依存する体制は無理なのかもしれない。自民党系のオールドライトの改憲を一蹴し、共産党タイプも国家を重視しすぎると批判。市民自治の立場から「論憲、加憲、修憲」(氏の造語)を提案する。要は市民主体の憲法議論をするべきで、それほど市民は成熟しているのだ、という認識であるだろう。国家主体から、地方、市民主体へとみている憲法論。2012/10/21

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