ランドアートと環境アート

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  • サイズ B4判/ページ数 204p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784902593167
  • NDC分類 708
  • Cコード C0371

内容説明

1960年代になって多くのアーティストたちが単に風景を描くことをやめて、大地に直接刻印を記すようになったことで、伝統的な風景画のジャンルは大きな変革を遂げた。60年代のカウンターカルチャーの特徴を示すが如く、アーティストたちはギャラリーを、枠にはまった経済的制度に過ぎないとして拒否した。その代わりに彼らを惹きつけたものは、工業化を脱した無秩序状態の荒地や、山地や砂漠といった未墾の広大な空間だった。大地を切り拓いて巨大な原始的シンボルをつくる者もいれば、人工の道標を使って水平線に区切りをつけた者もいた。彫刻的なものが主流とはいえ、この風潮はパフォーマンスやコンセプチュアリズム、環境保護にも影響を及ぼした。本書は60年代から70年代のランドアート現象の草創期と、環境に基づいた現代アートを含むこの運動の遺産を余すところなく網羅したもので、アースワークや環境芸術、そして芸術家の活動を、息を飲むような素晴らしい写真で紹介している。

目次

統合
遮断
参画
実行
想像力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naoya_fujita

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ネヴァダの砂漠までわざわざ見に行ってこれがあったら、マジでぶちぎれる、という作品が多い。写真で見ると、壮大さとバカバカしさで楽しい(環境アートはちょっと別)。実家の近くで延々作っていたイサム・ノグチの公園の置かれた文脈がようやく理解できた。2014/06/24

bb

0
ゴールズワージーの作品紹介が意外に少なかったのは残念だった。自然を生かしている系と単なる土木工事系とが混在している印象。再読時は両者の思想的な切り分けに留意してみたい。2012/03/25

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