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内容説明
肖像画というのは興味の尽きないものである。それは、顔を見て、その背後に隠れている性格を見通したいという人間の根源的な衝動に感応する。鏡を覗き込み、自分自身の顔を探求しようとする自画像は、それにも増して魅力的なものである。本書は、古代エジプトから現代に至るまで、500の自画像(自己像)を年代順に紹介している。自分自身の相貌を創るという試みは、芸術家にとってたまらなく魅力的であることが伝わってくる。ここに掲載したものは、デューラーやレンブラント、ピカソ、アンディ・ウォーホルをはじめとする多数の偉大な画家や彫刻家の、迫力に満ち、感情を喚起するような作品である。解説のないこれらの作品は、作品そのものが語りかけてくる―芸術を学ぶ学生、そしてあらゆる人々に感動を呼び起こすコレクションである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちっち
7
タイトル通り自画像(自刻像)が一切の解説を付けず、見るものに任せる形で掲載されている。 読まれることを前提としない日記はないと言うけれど、見られることを前提としない自画像もないだろうと思う。自画像だからって、じゃない作品とあまり変わらない。2020/03/18
ツキノ
4
積読本-65 やはり芸術家の残した自画像というのはちがうよね、という印象。わたしの中ではゴッホやレンブラントが印象強いけれど、ピカソもあった。2013/04/04
ウメ
2
画家が自分の顔をどう捉えるか。画家の歴史を追いながら鑑賞するととても面白い。私の一番のお気に入りは、やはりエゴン・シーレ。美しいものの内面から生じる自我や歪みといったものが興味深く描かれている。2010/03/07
★miya★
1
自画像は成功した画家が増幅した自己顕示欲を満たすための手段だと思っていましたが… 個性的な絵画が多くて楽しめました。 画家の顔と名前が覚えられるので、美術館に行った時に楽しみが増えます☆2011/07/11
まなみ
0
絵画鑑賞が本当に好きな人向け、という感じ。2008/12/06