内容説明
都会でくらしているのは、人間やペットだけではありません。ちょっと目をとめたら見えてきた、都会で生きている虫や鳥やカナヘビ、ヤモリ、ヒキガエル。そのほかさまざまないきものたちのふしぎに満ちたくらしぶり。おどろきと発見でいっぱいの、観察と飼育ノート。
目次
4月 春です。チョウがさかんにとびはじめました!
アブラムシ退治はテントウムシの幼虫で!
5月 カメムシいろいろ
クズの虫たち
このアオムシはなんの幼虫でしょうか?
カマキリ誕生!
6月 ビオトープで見られるトンボ
コウガイビルってしってる?
アゲハの羽化を見よう!
7月 虫はだいすきヤブガラシ〔ほか〕
著者等紹介
いしもりよしひこ[イシモリヨシヒコ]
石森愛彦。1958年、東京生まれ。桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン研究科卒。イラストレーター。『素数ゼミの謎』『多賀城 焼けた瓦の謎』(文藝春秋)の挿絵を担当、高い評価を得る。テンペラ画による個展多数。地域の自然観察会でリーダーをしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kinkin
49
図書館本。イラストレーターの著者による自然観察記。4月から一年を通して見られる生き物たちについて書かれている。面白いのは植物につくアブラムシ退治のためテントウムシの幼虫を採集する方法や、カメムシの飼い方、ハサミムシの飼い方など普段飼育することのない昆虫たちの飼い方他冬場庭にやってくる鳥たちの餌付け法など面白い本だ。都会といえど身近には小さな自然が多いことを教えてくれる。教師がノートの表紙の虫を気持ち悪いという世。だからこそ学校で命の大切さは人だけでなく他の生き物も同様だということを知ってほしい。2015/12/24
遠い日
9
作者石森さんがお住いの、板橋区のあたりの生き物たちを細かく紹介。探せば、身近にたくさんのたくさんの生き物が生息しているということ。大自然の中でなくとも、生きる虫たちのたくましさに惚れ惚れ。初めて知ることができたのは、アゲハの口のストローは羽化したての時は先が2本に分かれた状態であること!何十回も羽化を見てきたのに、気づかなかったなぁ!!2019/08/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
教育出版国語 2年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 2015/06/19
まつり
2
甥っ子用に借りたら家族全員がハマりました。著者の方の目線がどこまでもあったかくてステキ。むやみに猫っかわいがりしない、気味悪がらない。絵柄もすごく特徴をとらえているのにその人の個性が出ててかわいい!バリケンに萌えたのは初めてです。2012/08/13
しらたえび
1
4月から12月までの生き物観察と飼育に関するノート。アゲハの幼虫を壁でふかさせる等実用的。子供もこうなるだねぇと感心してました。文字と量があるので根気強く読める子供にはいいと思います。小学生向けです。5才5ヶ月男子2021/03/14