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内容説明
画家・猪熊弦一郎が集めた「物」をスタイリスト・岡尾美代子が選んで、写真家・ホンマタカシが撮りました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
meg
18
かわいい。うん。2024/11/13
アコ
16
猪熊さんの絵が好きで好きで、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に行きたくて行きたくて、という時期があった。(香川に燦たる建築が多いのもあるけれど。この美術館は谷口吉生氏。猪熊さんの壁画がある香川県庁は丹下健三氏、などなど。)そんな猪熊さんが集めたものたちを岡野美代子さんがスタイリングをしてホンマタカシさんがそれらを写しふたりの淡々とした会話を掲載、というなんとも“わたし得”な1冊。由緒ある骨董なのかガラクタなのかわからないものたちのなかに猪熊さんの絵が見えるようで楽しい。ホンマさんの写真のクールさはやはり大好き!2013/11/25
Nishiumi
15
「永い画家の生活をしていると住居の中には、いろいろなものが私達の本当に良き友として、あるいは恋人のように静かに同居している」とは猪熊弦一郎の言葉。ひとつひとつの所有物から、モノを選ぶときの眼差しが伝わってくる。氏はアーリーアメリカン、マグカップ、瓶、ハートがお好き。絵の描かれた小石、手作りの木のビスケット、人の顔した犬、鶏とワイングラスの針山、生命の木が良い。使い道の分からないヘンテコな物のなかにこそ愛着が生まれる。それに、そういったものをやり取りする友人関係も良いな。2024/10/09
風眠
15
何に使ったのかよく分からない物、なんか田舎のおばあちゃん家の箪笥の裏に落ちてそうな物、リメイクされて大切に受け継がれてきた物、かわいい物、愛おしい物、そしてとにかく古い物。猪熊弦一郎氏のコレクションからスタイリスト・岡尾美代子が選び、ホンマタカシが写真に納める。撮影中に話してたことをそのまま載せたような、二人のゆるーい会話が心地よい。小・中学生のとき、オリーブ少女だった私。岡尾さんが選ぶ物、岡尾さんのスタイリングが、私の中のざわざわしたドアを、コンコンコンってノックした。ノスタルジー・・・あぁ、これが。2013/02/03
はる
12
図書館本。読み友さんのレビューから。「物物」というタイトルに惹かれて。まるで物理の教科書のような装丁に少し面食らい、そして中身のブツブツに笑う。わたしはキルトときのこ入れの籠が欲しいなあ。これはほんとうに不思議な「おもちゃ箱」から飛び出してきたモノモノ達だ。今度は絵を見にいきます!(順番が違うけれど。きっと好きな絵が見つかる予感がする。)2014/06/25
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