内容説明
日本人で初めてリッツで働き、超一流のレストランで修業した男が、なぜ幼稚園の経営をしているのか?
目次
プロローグ 扉は開けるためにある
第1章 逆境が育む人間の根っこ
第2章 愚直さがつかんだ大きな果実
第3章 超一流の舞台での人生修業
第4章 小野正吉とアラン・シャペル
第5章 ホザナ幼稚園に結実した二人の思い
第6章 現場で培ったフィロソフィー
小西忠禮 写真館
附録 フランス料理のいろは
著者等紹介
〓久多美男[タカクタミオ]
1959年、栃木県生まれ。1987年、株式会社コンパス・ポイント設立。『Japanist』編集・発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あまね
20
すごい本に出会ってしまった!今年のオススメ5本の指に入るかもしれません。読み進めるうちに心に火が点く本に出会ったのは久しぶりかもしれないです。小西さんは、行動の人です。逆境をチャンスに変えていくのは、ただただ愚直なまでに目の前のことに真摯に取り組んだからなのですね。若き日に決めた10の原則も、聖書が傍らにあったからだという説明に納得。村上ムッシュに教示された『1日一時間でも30分でもいいから本を読みなさい』と言われたというエピソードも心に残りました。胸が熱くなる本でした。2017/08/29
夢みる夢子
3
⭐⭐⭐日本料理は自然科学、フランス料理はアートか、封建的な日本でフランス料理の扉を開けた小西さんの粘り強い人生を垣間見る事が出来て感動しました。私の諦めの速さを少し反省。粘り強いとは本当、強くないと出来ないのだと痛感。良本。2017/11/17
ゆきこ
3
小西さんのストーリーや人生論、フランス料理と日本料理についても書いてあり濃い内容だった。 自然体で生きるということは、善意で生きるということ。 自分はまだ自分の幸せしか考えられていないなと反省した。学校組織という概念を植え付けている最中で、子どもの豊かな心を育てたい思いはどこへやら。子どもの心を理解しきれてなく、教科書の進み具合や成績など自分に都合のいい授業になっている。 まずは自分を信じよう。日常の一瞬一瞬に全力投球すれば、必ず道は拓ける。2017/06/03
ushikubou
2
この本には、小西が体当たりで進んで来た人生が詰まっている。重要なタイミングで、助けの手を差し伸べてくれる適切な人と偶然の出会いがある。その結果、常識ではあり得ないと思うことが次々と起こる。まさに『天は自らを助くる者を助ける』を体現している。大きな使命を持ち、前を向いて進んできたからこそ、自然と導かれるように道を歩んでいけたのだろう。2017/04/12
Hashimoto Yasushi
2
フランス料理界で頂点を極めた小西忠禮さんの物語。60歳を機に幼稚園の経営を始め、ここでも成功されている。飲食関係の方に勧められて読んでみました。小西さんのバイタリティーに圧倒されますが、根底にあるのは扉は開くものではなく、自分で開けるものだ、ということですね。「海賊とよばれた男」に似たものを感じました。2017/03/16
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