出版社内容情報
泥沼化するイラク戦争。大儀なき自衛隊派遣。そして混迷する中東情勢。いまだから<帝国>とは何かを問いただしてみたい。
異分野の社会科学者7人が、それぞれの専攻に引き寄せたテーマで<帝国>を考え、世界を考える。考察の範囲は、アメリカから東アジア、日本へと広がる。
わかりにくい現代社会を、わかりやすく理解するための必読書!
【目次】
Ⅰ ネグリとハートの<帝国>とは何か
的場昭弘 (神奈川大学経済学部教授・社会思想史)
Ⅱ アメリカ政治と国際関係
藤原帰一 (東京大学法学部教授・比較政治)
Ⅲ メディアカルチャーに抗するもの
宇波彰 (札幌大学文化学部教授・哲学)
Ⅳ プチ<帝国>としての日本
中村政則 (一橋大学名誉教授・日本近現代史)
Ⅴ 朝鮮半島と<帝国>
尹健次 (神奈川大学外国語学部教授・近代日朝関係史)
Ⅵ <帝国>と現代世界経済
鳴瀬成洋 (神奈川大学経済学部教授・世界経済論)
Ⅶ イラク戦争と<帝国>
後藤晃 (神奈川大学経済学部教授・農業経済学)