内容説明
南島の深い闇に包まれた古歌謡や呪詞に照明をあて、我が国の文学の源泉を捉えた画期的な文学発生論。芸術選奨文部大臣賞・南方熊楠賞受賞作。
目次
「言問ふ」世界
呪言(クチ)の威力
「畏きもの」への対応
神託の本源
ノロの呪力
現つ神と託女
日光感精神話とユタの呪詞
宇宙詩としての呪詞
叙事詩の説話性
冥府からの召還
挽歌の定型
挽歌から相聞歌へ
村の創世神話
神話と伝説の間
祖神のニーリ
宮古島の「英雄時代」
「まれびと論」の破綻
諺の本縁譚
神意をヨム言葉
海神祭の由来
太陽(テダ)が穴
青の島とあろう島
盞歌と盞結
アマミキョの南下
鍛冶神の死
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