感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
8
「お金のいらない国」https://bit.ly/3B7FuD5 を読んで感動し、シリーズ4巻まで3冊をまとめて購入しました。お金がない世界では、結婚・家制度がなくなるのですか。親戚という関係がなくなり先祖という概念がなくなり、個人個人が独独立した存在となる、うーんとうなってしまいました。この世界で宗教はどうなっているのだろうか、考えてしまいます。エネルギーや繊維素材がトウモロコシに依存しているというのはいいかもしれません。どの程度のトウモロコシ畑でどの程度の人口を賄えるかを考えないといけないですね。2021/10/23
ブック
4
シリーズ第二作。主人公が再び「お金のいらない国」へ行って、様々な価値観を体験する。「お金は自然物ではなく、人間が作り出した道具に過ぎない」という考え方は、拙著「お金とは何か」でも書いたが、あまりにも同じ考えで驚かされる。いや、お金とはなんなのかを真剣に問い詰めたなら、きっと誰もが同じ考えに行き着くのだろうと思う。この本では、お金が所有の意識と紐づけられ、結婚や家族というものにまで広く解釈されていく。お金が存在しなくなればこそ、家族は本当の関係になれるのかも知れない。本当の愛情を持ち寄る関係だ。2022/12/26
Shohei I
2
以前迷い込んだ「お金」が存在しない国に再び訪れた男が、今作では人との関係について住民たちと語り合います。 「結婚」や「家族」という概念が無かったとき、人はどう生活するのか。私が読んで感じたのは、人は自分と誰かの関係性を決めたいという心理があるのではないかということです。父だったり、妻だったり、それがどこかに記録されることで実感を得る。そして、その関係性の中で決められた役割を振る舞う。そうすることで人は何者かになっている安心感を得たり、その役割をこなさなければならない不自由さに苦しんでいるのかもしれません。2025/05/10
びいなす
2
結婚も家族も戸籍も、何もない国!これは考えたことのない世界、面白かったです。でも親が分からないから知らないうちに自分の血縁者との間に子ども授かったら…なんて現実的なこと考えてしまった。2024/03/29
ロクワリ
2
家族、結婚、扶養… その国のそれらは、私が今まで理想としてきたカタチだった。この国でも実現したらいいのに…2020/11/02
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- 和書
- 電波工学 (第2版)