内容説明
本書は、北海道の映画ファンを魅了した“蠍座通信”全二二二号をそのままのかたちで年代順に収録し、一八年六カ月のあいだに上映された映画一五五二作品の索引も加え、さらに“蠍座”閉館後の館主の思いを書き下ろしたものである。したがって当時上映されていた古今東西の名画を時々の社会状況とともに俯瞰できる構成になっている。
目次
蠍座の18年と6カ月1 決意(蠍座通信1 1996.7.16‐8.15;蠍座通信2 1996.8.16‐9.15 ほか)
蠍座の18年と6カ月2 迷走(蠍座通信78 2002.12.16‐2003.1.15;蠍座通信79 2003.1.16‐2.15 ほか)
蠍座の18年と6カ月3 転機(蠍座通信155 2009.5.16‐6.15;蠍座通信156 2009.6.16‐7.15 ほか)
蠍座の18年と6カ月4 別れ
著者等紹介
田中次郎[タナカジロウ]
1952年、北海道岩見沢市生まれ。20代半ばより札幌市内の映画興行会社に勤務、計9館の支配人を経験する。1995年に映画興行会社を退社。約1年間の準備期間ののち札幌市北区に映画館“蠍座”を個人開業。18年6カ月のあいだ北海道内でただ1館の名画座仕様の映画館として活動するも、2014年12月30日をもって活動を終える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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