感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
79
【読書感想画コンクール課題図書】16世紀の日本とヨーロッパ。信長とエリザベス一世。時空を越え出会った二人。「真の王とはいかなるものか」を自らに問う。やがて信長は本能寺に倒れ、女王は何とか母国に帰還する。中高の課題図書で古典の知識があれば楽しめる場面も多いが観念的で難しい。登場人物はそれぞれに魅力的で見世物小屋の娘 国はいずれ出雲阿国となる伏線が引かれ、魔法の馬車でエリザベス女王に追随したウィルはシェイクスピアなのではと思わせる。この物語を楽しむためには色々なことに興味を持って視野を広げることが必要だ。2020/12/13
りー
26
もし、織田信長とエリザベス女王が出会ったら?というとんでもない設定のファンタジー。出雲阿国とシェイクスピアのおまけ(?)つき。妖精パックを呼び出したウィル少年がお城に上がるところから、どうなるのかと物語に引きこまれていきました。祝いと呪い、生と死の境が芸能の背景にあるのだという解釈も好きです。児童向けですが、大人が読んでも楽しめました。っていうかこれ、ある程度知識がある人が読んだ方が絶対楽しいと思います。ケニルワース城とロバート・ダドリーなんて、子どもは知らないはず。大人で良かった(*´艸`)2021/08/09
おはなし会 芽ぶっく
13
初めていった街の図書館で、時間つぶしのつもりがすっかり夢中になってしまいました。地元や近郊にない本を読みあさりました(笑) 女王の皮手袋をつくるため、父とケニルワース白に行く少年ウィル。そこで女王の暗殺計画に巻き込まれ、妖精の力を借りて助けようとするが、時空の歪みに落ちていく。16世紀のイングランド(エリザベス一世)と日本(織田信長)も登場するファンタジー。これが児童書なのはもったいない。『 王のなかの王 / 妖精 / 手袋 / ケニルワース城 / 芝居 / 迷い / 安土城 / 戦乱 / 願い花 →2021/12/02
kanki
10
児童ファンタジー。手袋屋のウィル少年といたずら妖精パック。エリザベス女王、さらに信長にも会う。2024/04/26
とら
9
歴史上の有名人が何人も出てきて飽きずに読めた。ペスト菌を手紙につけて暗殺、、、ふむ!2020/12/06