内容説明
わたしたちの身のまわりにいる、目にみえない、ちいさな、ちいさな生きもの―微生物。その存在と、わたしたちの暮らしとの関わり、自然界での大きな役割を、子どもたちにわかりやすく伝えるイギリスの科学絵本です。5歳から。
著者等紹介
デイビス,ニコラ[デイビス,ニコラ] [Davies,Nicola]
ケンブリッジ大学で動物学を専攻。くじらやこうもりをはじめ、さまざまな野生動物の研究をおこない、英国BBCでの自然科学番組の制作や、子ども向けの本の執筆などで活躍している。英国ウェールズ在住
サットン,エミリー[サットン,エミリー] [Sutton,Emily]
エジンバラ芸術大学卒業。繊細なタッチの水彩画や版画、本の装画などで注目をあつめる、新鋭のイラストレーター。英国ヨークシャー在住
越智典子[オチノリコ]
1959年、東京生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。出版出勤務を経て、執筆活動に入る。絵本『ピリカ、おかあさんへの旅』(沢田としき・絵 福音館書店)で、平成19年児童福祉文化賞を受賞
出川洋介[デガワヨウスケ]
1968年、神奈川県生まれ。筑波大学生命環境系助教。神奈川県立生命の星・地球博物館学芸員を経て、現職。同大菅平高原実験センターにて、菌類の研究をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
57
ちいさな、ちいさな微生物のお話し。目に見えない微生物の世界は未知なるもので、想像も膨らみます。6歳の息子には目に見えないということを理解するのに少し時間を要しましたが、顕微鏡で見るといろんな形の微生物があるんだよとそのそれぞれの形に興味を示してました。病気になる微生物もあれば、それに果敢に打ち勝つ微生物もある。今までもこれからも私たちと共に共存する微生物についてもっと知りたいと知識豊かにしてくれる絵本です。2015/09/12
gtn
44
微生物をはじめ、どんな生物にも役割がある。コロナウイルスも今は害だが、人はそれをいずれ利に変える英知があることを信じる。2022/02/27
千穂
36
小さな生き物微生物の存在と役割をわかりやすく説明したイギリスの科学絵本。科学の入門書としてもお勧めだと思う。2017/10/08
ユーカ
32
蚊の媒介する病気やウイルスなどを闇雲に怖がる子どもたちのために。理解できるやさしい言葉と、明るい色合いでダイナミックに描かれている絵で、身の回りや身体の中に良い働きをする微生物がたくさんいて、病気を引き起こすものがごくわずかであること、だけどその増殖能力の高さは決して侮れないことが、うまくイメージできたようです。2016/06/10
パスティル
32
微生物のことが分かりやすく書かれています。微生物のおかげで、生きていられるのかな。高学年の課題図書です。絵本なので、子供も理解しやすいかな。2015/06/22