内容説明
音楽の道を夢見るイザベルは、休暇中に訪れたボストンで銃撃事件に巻き込まれた。混乱し怯える彼女の前に現れたのは弁護士のマイケル・ブキャナン―司法試験合格後SEALsに入隊したエリート一家の変わり者で、初めて会ったときに恥をかかされた大嫌いな人物だった。4年ぶりの再会にイザベルの心は激しくざわめくが、事件の後から何者かに命を狙われ、否応なしにマイケルと行動を共にすることになり…。
著者等紹介
ガーウッド,ジュリー[ガーウッド,ジュリー] [Garwood,Julie]
ミズーリ州カンザスシティ生まれ。1985年のデビュー以来、数々のロマンス作品を発表し、総発行部数は累計4000万部以上にのぼる。その多くがニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たし、長年にわたって人気作家として不動の地位を築いた。本書は2023年に惜しまれながらも亡くなった彼女の最後の作品となる
鈴木美朋[スズキミホウ]
大分県出身。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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か
27
楽しかったー。最後に残った遺作が翻訳されて、これでヒストリカルも含めて全巻コンプリート!発売してくれて感謝。〈ブキャナン兄弟シリーズ〉14。ハイランダー本の子孫な設定のブキャナン兄弟とヒストリカルとリンクしたスコットランドの土地グレン・マッケナを相続したイザベルとマイケル・ブキャナン(5男)の物語。ガーウッド本、王道の展開に満喫した。イザベルの姉ケイトとマイケルの兄ディランの結婚式の5作目から、いつかくっつくと思って待っていた。感動。主人公になった夫婦達が皆 出てきて仲良いところが描かれて嬉しかった。2024/08/12
大阪たまき
0
遺作。むかしから沢山読んだ。それらがこの中にチラチラ。スコットランド、ハイランドに続く。特別なことはないが、やはり読まされてしまう。今まで姿をほとんど見せなかった人物を最後に主人公に据えた。 復習(読み返す)したほうが良いぐらい前の作品があった。最近はブキャナン一族を離れたヒーローだったが原点に戻った。もう書き残しは、なく満足だったのだろうか